26AM051|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
我が国の言語聴覚士療法発展の歴史上、最も古いのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
我が国では、近代的な言語治療が制度化されるより前から、聴覚障害児に対する教育が学校教育として始まった。明治期の盲唖教育にさかのぼる聴覚障害児教育が、選択肢中で最も古い。
解説
聴覚障害児教育は京都盲唖院など明治初期の教育実践を起点とし、その後の聾学校制度へ発展した。吃音矯正も明治後期以降に民間実践が広がったが、盲唖教育より後である。「ことばの教室」は戦後の学校教育における言語障害特殊学級・通級指導の流れ、医療機関での本格的な失語症言語治療や国立の言語聴覚障害専門施設の整備はさらに後の時代に位置づく。出来事を教育・医療・制度の三系統に分けて年代順に考える。
選択肢の確認
1.失語症言語治療の開始:誤り。医療リハビリテーションとして主に戦後に発展した。
2.ことばの教室の設置:誤り。学校教育内の言語障害支援として戦後に整備された。
3.吃音矯正治療の開始:誤り。早期の言語治療実践だが明治初期の盲唖教育より後である。
4.国立施設の設置:誤り。専門職養成・臨床施設の制度整備は近代の後期である。
5.聴覚障害児教育の開始:正しい。明治初期に始まり選択肢中で最古である。
覚えるポイント
日本の歴史は、まず明治の聴覚障害児教育、次いで吃音、戦後にことばの教室・失語症治療・国立施設と整理する。