24PM064|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
小児の後天性脳損傷の原因として最も多いのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
小児の後天性脳損傷では、交通事故、転落、スポーツ事故などによる外傷性脳損傷が主要かつ最も多い原因となる。脳形成異常は出生前からの先天的病態であり、そもそも後天性脳損傷の原因には含めない。
解説
外傷性脳損傷は局所挫傷だけでなく、びまん性軸索損傷、低酸素、二次性浮腫など多様な病態を起こし、注意、記憶、遂行機能、情動・行動、学習へ長期的影響を及ぼす。成長中の小児では受傷直後に目立たなくても、年齢とともに要求される高次機能が増えて困難が顕在化する「成長による障害の顕在化」に注意する。腫瘍、感染症、脳血管障害も後天的原因だが頻度は外傷より少ない。
選択肢の確認
1.脳形成異常症:先天的な発達異常で、後天性脳損傷の原因ではない。
2.脳腫瘍:後天的脳障害の原因になり得るが、最頻ではない。
3.中枢神経感染症:髄膜炎・脳炎後に障害を残し得るが、外傷より少ない。
4.脳梗塞:小児にも起こるが成人より少なく、最も多い原因ではない。
5.外傷性脳損傷:正しい。事故・転落等により小児後天性脳損傷の主要原因となる。
覚えるポイント
小児後天性脳損傷の第一は外傷。回復を短期だけで判断せず、発達課題が高まる時期まで学習・行動を追跡する。