25PM063第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

高次脳機能障害

注意障害に対するアプローチについて誤っている組み合わせはどれか

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

外的方略はメモ、タイマー、環境標識など本人の外部にある手掛かりを利用する。間隔伸張法は想起間隔を徐々に延ばす学習手続で、外的補助手段との組合せは誤りである。

解説

注意障害では、静かな場所を選び机上の不要物を除く環境調整によって刺激競合を減らす。直接訓練では標的とする持続・選択・転換・分配注意課題を難度調整しながら反復する。外的方略にはチェックリスト、付箋、アラーム、作業手順表などがある。間隔伸張法は正しい反応を思い出す時間間隔を少しずつ延ばし、誤りを少なく学習・保持させる方法で、主に記憶リハの直接的学習技法として扱う。自己教示法は「止まる、確認する、実行する」等を内言化する内的方略である。具体的失敗場面と症状を説明することは障害認識を促す。

選択肢の確認

1.「環境調整―余計な刺激除去」:正しい。注意を奪う視覚・聴覚刺激を減らす。
2.「直接訓練―反復練習」:正しい。注意課題を段階づけて練習する。
3.「外的方略―間隔伸張法」:誤りで正答。外部補助具ではなく、想起間隔を操作する学習方法である。
4.「内的方略―自己教示法」:正しい。自分への言語的指示で行動を統制する。
5.「障害認識―症状を具体的説明」:正しい。抽象的批判でなく実例と結びつけて理解を促す。

覚えるポイント

外的=メモ・アラーム・環境、内的=自己教示・言語化。間隔伸張は保持間隔を操作するエラーレス学習系の手続である。

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