26PM062|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
一側半球損傷時に一側肢にみられる障害はどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
肢節運動失行は、熟練した手指・上肢運動が不器用になり、一側半球の運動関連領域損傷に対して主に対側一肢に現れ得る失行です。
解説
肢節運動失行では、筋力低下、感覚障害、失調だけでは説明できない巧緻運動の拙劣さがみられます。中心前回や運動前野などの損傷で、対側の手指動作に限定して現れることがあります。観念運動性失行は命令や模倣で道具使用身振りを正しく実行できない障害で、優位半球病変では左右両上肢に影響し得ます。観念性失行は複数物品を使う行為系列や道具概念の障害で、一肢だけの運動障害ではありません。構成障害は図形の描画・組立てなど空間的構成の障害です。模倣行動は前頭葉機能低下により検者の動作を抑制できず模倣する環境依存症候群です。
選択肢の確認
1.「観念性失行」は道具の概念・行為系列全体の障害で、一側肢限定の典型ではなく×です。
2.「構成障害」は描画や積木など空間構成の障害であり×です。
3.「肢節運動失行」は病巣対側の一肢に巧緻運動障害として現れ得るため○です。
4.「観念運動性失行」は優位半球病変で両側性に現れ得るため×です。
5.「模倣行動」は刺激への抑制障害で、特定一肢の失行ではなく×です。
覚えるポイント
一肢の熟練運動が拙劣=肢節運動失行、身振りの誤り=観念運動性失行、道具系列の混乱=観念性失行と整理します。