25PM062第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

高次脳機能障害

左同名性視野の欠損が合併しやすいのはどれか a.相貌失認 b.観念運動性失行 c.色彩失名辞 d.口舌顔面失行 e.街並失認

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

左同名半盲は右視索以後、とくに右後頭葉を含む後方病変で生じる。同じ右後頭側頭・視覚連合野病変に関連する相貌失認aと街並失認eが合併しやすい。

解説

両眼の左視野情報は右大脳半球へ投射するため、右視放線・後頭葉病変で左同名性視野欠損が起こる。相貌失認は顔を視覚的に同定できない障害で、右または両側の紡錘状回を含む腹側視覚路病変に多い。街並失認は建物・景観から場所を同定できない地誌的失認の一型で、右後頭側頭・海馬傍領域などに関係する。これらは右後方病変という解剖学的近接性から左半盲を伴いやすい。観念運動失行・口舌顔面失行は左半球前頭頭頂系、色彩失名辞も多くは左後頭葉・脳梁系病変と関連し、通常は右視野欠損側との対応が考えられる。

選択肢の確認

1.「a 相貌失認、b 観念運動失行」:誤り。aは合うが、bは左半球頭頂系病変に多い。
2.「a 相貌失認、e 街並失認」:正しい。右後方視覚連合野病変に関連し、左同名半盲を伴い得る。
3.「b 観念運動失行、c 色彩失名辞」:誤り。いずれも右後方病変の代表的組合せではない。
4.「c 色彩失名辞、d 口舌顔面失行」:誤り。左半球病変との関連が強い。
5.「d 口舌顔面失行、e 街並失認」:誤り。eは合うが、dは左前頭頭頂・島周辺に関係する。

覚えるポイント

視野欠損は病変の反対側。同名半盲と高次視覚障害を、右後方=顔・街並、左後方=色名などの側性で結ぶ。

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