25AM033|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
正しいのはどれか
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
Piagetの具体的操作期では、実物や具体的状況に基づけば、操作を元へ戻して考える可逆的思考が可能になります。選択肢4が正しいです。
解説
感覚運動期は感覚と運動を通じて世界を理解し、対象の永続性などを獲得する時期で、初期から言語を使って思考する段階ではありません。前操作期には象徴機能と言語が発達しますが、自分の見方に集中する中心化や自己中心性があり、保存概念や脱中心化はまだ不十分です。具体的操作期になると複数の側面へ注意を向け、保存、分類、系列化、可逆性を使えますが、具体物・具体的事象への依存があります。形式的操作期には仮説を立て、可能性を体系的に検討する抽象的・仮説演繹的思考が可能になります。その後も知識や熟達、社会経験による認知発達は続きます。新情報を既存シェマへ取り込むのは同化、シェマ自体を修正するのは調節、その均衡を回復する過程が均衡化です。
選択肢の確認
1.「感覚運動期に言語で思考」は、感覚・運動的理解が中心で言語的象徴は後に発達するため誤りです。
2.「形式的操作期以後は認知発達がない」は、生涯の知識・熟達の発達を無視しており誤りです。
3.「前操作期に脱中心化」は誤りで、中心化が特徴で脱中心化は具体的操作期に進みます。
4.「具体的操作期に可逆的思考」は操作を逆方向へ戻せるため正しいです。
5.「新情報を既知シェマに合わせることが均衡化」は、その操作は同化であり誤りです。
覚えるポイント
感覚運動→前操作→具体的操作→形式的操作の順です。具体的操作は保存・脱中心化・可逆性、同化はシェマへ取り込み、調節はシェマ修正です。