25AM034第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

生涯発達心理学

自己意識が成立していなくても可能なのはどれか。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

二つの物から欲しい方を選ぶ行動は、快・興味・接近傾向に基づく選好反応であり、自分を客体として認識する自己意識が成立する前から可能です。

解説

自己意識とは、自分を他者や環境から区別された持続的存在として捉え、自分の外見、所有、評価、対人関係を意識する能力です。鏡像に付けた印へ手を伸ばす鏡映自己認知はその発達指標として用いられます。「自分の物」と言語で主張する所有概念、他者から見られる自分を意識する恥ずかしさ、きょうだいと自分への愛情配分を比較する嫉妬なども、自己と他者の関係表象を必要とします。一方、乳児は自己概念を言語化できる前から、二つの玩具や食物を見て視線、手伸ばし、指さしなどで好む方を選べます。これは刺激価値の比較と意思表示で成立し、自分について考える反省的自己意識までは必要としません。単純選択と自己評価感情を区別します。

選択肢の確認

1.「年下きょうだいへの嫉妬」は自己と他者への扱いを比較する感情で、自己意識を前提とします。
2.「二つの持ち物から欲しい方へ応答」は選好の表出で、自己意識成立前でも可能なので正しいです。
3.「鏡像が自分だと分かる」は自己認知そのものを測るため、自己意識が必要です。
4.「自分の物と答える」は自己と他者を区別した所有概念を要します。
5.「話しかけられて恥ずかしがる」は他者から評価される自己への意識を含む自己意識的感情です。

覚えるポイント

選好は自己概念以前から示せます。鏡映自己認知、所有語、嫉妬、羞恥などは自己を対象化し他者との関係で捉える発達と結び付きます。

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