25AM099|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
補聴器の特徴、適応において正しい組み合わせはどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
骨導補聴器は頭蓋骨振動で外耳・中耳を迂回して蝸牛へ音を届けます。両側外耳道閉鎖では気導経路を使えない一方、骨導聴力が利用できるため適応となります。
解説
骨導補聴器は振動子を乳突部等へ当て、両側外耳道閉鎖や慢性耳漏などの伝音障害で用います。軟骨伝導補聴器も主に外耳道閉鎖・耳漏など外耳の伝音問題へ適応し、感音難聴を代表適応とする記述は不適切です。RICはレシーバーを外耳道内へ置きマイクから離す構造で、適切な耳栓・フィードバック制御によりハウリングを抑えやすい方式です。耳かけ型は本体が耳介後方にあり、汗や湿気が内部へ入りやすいため防湿管理を要します。CROSは一側が補聴不能で反対耳が良好または補聴可能な場合、悪い側の音を良い側へ送る仕組みで、両側高度難聴には両耳補聴器や人工内耳等を検討します。適応は気導・骨導閾値と耳の状態から選びます。
選択肢の確認
1.「軟骨伝導―感音難聴」は代表適応が外耳道閉鎖等の伝音障害なので誤りです。
2.「RIC―ハウリングしやすい」はマイクとレシーバーを分離し抑えやすいため誤りです。
3.「耳かけ型―汗に強い」は耳後部で汗・湿気の影響を受けやすいため誤りです。
4.「骨導補聴器―両側外耳道閉鎖」は外耳を迂回できるため正しいです。
5.「CROS―両側高度難聴」は一側聾の音を良聴耳へ送る方式なので誤りです。
覚えるポイント
外耳道閉鎖は骨導・軟骨伝導、片側補聴不能はCROS、両側高度感音難聴は人工内耳適応を含め検討します。