25PM098第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

補聴器・人工内耳

耳掛け補聴器の説明で誤っているのはどれか

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

耳かけ型補聴器のダンパーは音道内の共鳴ピークを抑え、周波数特性を滑らかにする部品である。マイクへ音が戻るハウリングを抑制する装置ではない。

解説

耳かけ型は本体を耳介後方に置き、イヤフック・チューブ・イヤモールドを通して音を外耳道へ導く。出力幅が広く、乳幼児では成長に応じイヤモールドを作り替えやすく、操作・点検もしやすいため初期選択となる。フック、チューブ、音響抵抗などは共鳴位置や高周波利得を変え、周波数特性を調整できる。ダンパーは特定周波数の鋭いピークを減衰させる音響抵抗である。ハウリングはレシーバー出力がマイクへ再入力される正帰還で、イヤモールドの密閉、ベント、利得、フィードバックキャンセラ等で対処する。電話の受話器は耳穴でなく耳かけ本体のマイク位置へ合わせる。

選択肢の確認

1.「軽度から重度まで対応」:正しい。出力の異なる機種があり広い聴力範囲に適合できる。
2.「乳幼児に最初に勧める」:正しい。成長対応、耐久性、確認のしやすさに利点がある。
3.「ダンパーでハウリング抑制」:誤りで正答。ダンパーは音響共鳴・周波数特性を調整する。
4.「フック等で周波数特性調整」:正しい。音道の形状・抵抗が出力特性を変える。
5.「電話時はマイク位置に注意」:正しい。本体マイクへ受話器音が入るよう位置を合わせる。

覚えるポイント

ダンパー=共鳴ピーク抑制、ハウリング対策=密閉・利得・電子的帰還抑制。耳かけ型のマイクは耳介後上方にある。

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