26PM094|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
補聴器の耳栓について誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
ベントは外耳道と外気をつなぐ通気孔で、低周波音や自己音声を逃がし、耳閉感を軽減します。「悪化させる」は逆です。
解説
耳栓・イヤモールドは補聴器の増幅音を外耳道へ安定して導き、耳との密閉を確保して受話器出力がマイクロホンへ戻る音響フィードバック、すなわちハウリングを防ぎます。装用位置も安定します。ベントを大きくすると低周波成分が外へ逃げ、咀嚼や自声がこもる閉塞効果を減らせますが、低音利得低下やハウリング増加とのトレードオフがあります。音孔を先端へ向かって広げるホーン加工は高周波域の音響インピーダンスを整え、高周波出力を増強します。オープン型耳栓は外耳道を大きく開放し、非常に大きなベントに近い通気・低音漏出効果をもちます。聴力型と必要利得に合わせて選びます。
選択肢の確認
1.「ハウリング防止効果」は適切な密閉で音の回り込みを抑えるため○の内容です。
2.「安定装用に役立つ」は耳形に適合して補聴器・音導経路を保持するため○の内容です。
3.「ベント加工は耳閉感を悪化」は低周波を逃がして軽減するので×で正答です。
4.「ホーン加工で高周波増強」は音孔拡大の音響効果として○の内容です。
5.「オープン型は大きなベントと同じ効果」は外耳道開放という点で○の内容です。
覚えるポイント
ベント大=耳閉感と低音利得が減る一方、ハウリング余裕も減ります。密閉、ベント、ホーンは聴力型に応じて調整します。