25PM011第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

臨床歯科医学/口腔外科学

歯根膜炎の波及による副鼻腔炎の好発部位はどれか

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

上顎臼歯・小臼歯の歯根は上顎洞底と近接し、歯根膜炎や根尖病変が波及すると歯性上顎洞炎を起こしやすい。

解説

上顎洞は上顎骨体内にある副鼻腔で、その底部の直下には上顎小臼歯・大臼歯の歯根が位置する。個人によっては根尖と洞粘膜の間が薄い骨・粘膜だけで隔てられるため、歯髄・根尖周囲感染、抜歯後交通などが上顎洞へ直接広がる。片側性の膿性鼻漏、悪臭、頬部違和感等を生じることがあり、歯科的感染源と副鼻腔の双方を治療する。前頭洞・篩骨洞・蝶形骨洞は上顎歯根と解剖学的に直接近接しないため、歯根膜炎の波及先として最も好発する部位ではない。

選択肢の確認

1.「前頭洞」:誤り。前頭骨内にあり、上顎歯根から直接波及しにくい。
2.「上顎洞」:正しい。洞底と上顎臼歯根尖が近接し、歯性炎症が広がりやすい。
3.「蝶形骨洞」:誤り。頭蓋深部の蝶形骨内で、歯根膜炎の直接波及先ではない。
4.「前部篩骨洞」:誤り。鼻腔外側上部に位置し、上顎歯根との直接関係が乏しい。
5.「後部篩骨洞」:誤り。眼窩内側・頭蓋底近くにあり、歯性副鼻腔炎の好発部位ではない。

覚えるポイント

歯性副鼻腔炎は上顎洞。特に上顎小臼歯・大臼歯の根尖と上顎洞底の近さを断面解剖で結ぶ。

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