27PM017第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

臨床歯科医学/口腔外科学

口腔癌切除後の再建手術について誤っているのはどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

有茎皮弁は血管茎を切らずに移動するため、到達距離は茎の長さ・回転弧・緊張に制限されます。「移動距離に制限なく」は誤りです。

解説

口腔癌切除後の再建は、欠損を被覆するだけでなく、舌・口底・下顎等の形態を戻し、構音、嚥下、咀嚼を可能な限り回復する目的で行います。欠損近傍の組織を使う局所皮弁と、離れた胸部・前腕・大腿などから移す遠隔皮弁があります。有茎皮弁は栄養血管をつないだまま移動するため血流は保ちやすい一方、茎の長さと回転範囲に制限されます。遊離皮弁は組織を血管ごと完全に切離し、頸部の血管へ顕微鏡下で動静脈吻合して再血行化するため、形態選択の自由度が高いです。構成組織により皮弁、筋膜皮弁、筋皮弁、骨皮弁などを選びます。

選択肢の確認

1.「局所皮弁と遠隔皮弁がある」は採取部位による分類として正しく×の内容です。
2.「形態・機能回復のため」は口腔再建の目的として正しく×の内容です。
3.「有茎皮弁は距離制限なく使える」は血管茎の到達範囲があるため誤りで○です。
4.「遊離皮弁には微小血管吻合が必要」は再血行化に必要で正しく×の内容です。
5.「構成成分で皮弁・筋膜皮弁・筋皮弁に分類」は正しく×の内容です。

覚えるポイント

有茎=血流を保ったまま回転し距離制限あり、遊離=完全切離して微小血管吻合。欠損組織と必要機能に合う皮弁を選びます。

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