20AM018|第20回 言語聴覚士国家試験 過去問
症状の発現部位について誤っている組合せはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
口腔・顎顔面疾患の名称と典型的発現部位を結び付けます。エプーリスは歯肉に生じる限局性の腫瘤性病変であり、口唇を発現部位とする組合せが誤りです。
解説
Riga-Fede病は乳児の舌下面が先天歯・早期萌出歯などに反復して擦れ、舌小帯周辺の舌下部に外傷性潰瘍を形成する病態です。エプーリスは歯肉・歯槽部に発生する反応性増殖性腫瘤の総称で、口唇の病変ではありません。吹き抜け骨折は眼窩内圧上昇で薄い眼窩底や内側壁が骨折し、複視、眼球陥凹、頬部知覚低下などを来します。ヘルパンギーナはCoxsackieウイルスなどによる咽頭峡部・軟口蓋付近の小水疱・潰瘍が特徴です。ガマ腫は舌下腺由来の粘液貯留嚢胞で口底部に生じます。
選択肢の確認
1.「リガ・フェーデ病―舌下部」は歯による舌下面の外傷性潰瘍を示す正しい組合せです。
2.「エプーリス―口唇」は誤りで、エプーリスは歯肉・歯槽部に発生します。
3.「吹き抜け骨折―眼窩」は眼窩底・内側壁の骨折を表す正しい対応です。
4.「ヘルパンギーナ―咽頭」は咽頭峡部や軟口蓋の水疱性病変を示し正しいです。
5.「ガマ腫―口底」は舌下腺の粘液が貯留して口底に膨隆するため正しいです。
覚えるポイント
エプーリスは歯肉、ガマ腫は口底、Riga-Fede病は乳児の舌下面です。名称だけでなく、原因となる組織と解剖学的位置を結び付けて覚えます。