第22回・2020年
22AM017|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
人体で最も硬い組織はどれか。
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正解2
正答
(2)
この問題のポイント
歯と骨・軟骨の硬さを比較します。歯冠表面を覆うエナメル質は約96%が無機質で、人体で最も硬い組織です。
解説
エナメル質は主にハイドロキシアパタイト結晶からなり、咀嚼による摩耗へ耐える高い硬度をもちます。成熟後はエナメル芽細胞が消失するため、自ら細胞性に再生できず、酸で脱灰するとう蝕が進みます。象牙質はエナメル質より軟らかく、歯髄側の象牙芽細胞突起を含み、刺激伝達や二次象牙質形成に関係します。セメント質は歯根表面を覆い歯根膜線維を付着させます。骨は無機質に加えてコラーゲンを多く含み、強度と靱性をもちつつリモデリングします。関節軟骨は水分とプロテオグリカン・コラーゲンに富み、圧縮を吸収しますが硬度はエナメル質に及びません。
選択肢の確認
1.「関節軟骨」は弾性と荷重分散に優れますが、最硬組織ではありません。
2.「エナメル質」は無機質含有率が最も高く人体で最も硬いため正答です。
3.「骨」は硬い結合組織でもエナメル質より有機成分が多く軟らかいです。
4.「象牙質」は歯の主体ですがエナメル質より硬度が低いです。
5.「セメント質」は歯根膜付着を担い、エナメル質ほど硬くありません。
覚えるポイント
硬さはエナメル質が最高です。歯冠表面はエナメル質、内部は象牙質、歯根表面はセメント質と位置も合わせて覚えます。
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