第27回・2025年

27PM016|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

咬唇癖について誤っているのはどれか

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正解5

正答

(5)

この問題のポイント

咬唇癖では下唇を上下前歯の間へ巻き込みやすく、上顎前歯を唇側、下顎前歯を舌側へ押します。上顎正中離開は典型的結果ではありません。

解説

下唇を噛む・吸う習癖が続くと、下唇が上顎前歯の舌側と下顎前歯の唇側の間に入り、持続的な力が歯列へ加わります。その結果、上顎切歯は前方へ傾斜し、下顎切歯は後方・舌側へ傾斜して、水平被蓋の増大や上下前歯間の間隙、前歯部開咬様の状態を生じ得ます。口唇周囲筋のバランスや顎成長にも影響します。上顎中切歯間の正中離開は、上唇小帯の高位付着、過剰歯、萌出段階、歯冠幅と歯列弓の不調和などが代表原因で、咬唇癖の直接的・典型的所見ではありません。習癖の頻度・持続時間と咬合を観察します。

選択肢の確認

1.「下唇をかむことが多い」は咬唇癖の代表パターンで正しく×の内容です。
2.「上顎前歯が唇側に傾斜」は巻き込んだ下唇の力で起こり正しく×の内容です。
3.「下顎前歯が舌側に傾斜」も下唇圧による典型で正しく×の内容です。
4.「上下顎前歯間に間隙が生じる」は前歯接触を妨げて起こり得るため×の内容です。
5.「上顎中切歯の正中離開」は咬唇癖に特異的でなく誤りなので○です。

覚えるポイント

下唇を挟む力は上顎前歯を前へ、下顎前歯を後ろへ動かし、overjetを増やします。正中離開は別の局所原因を考えます。

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