19PM014第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

形成外科学

粘膜下口蓋裂に特徴的でないのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

粘膜下口蓋裂は粘膜表面が連続していても、深部の筋・骨に裂がある病態である。Calnanの三徴は口蓋垂裂、軟口蓋正中の透見・菲薄化、硬口蓋後端の骨性欠損で、口蓋帆挙筋の走行異常も背景となる。扁桃肥大は固有所見ではない。

解説

正常では口蓋帆挙筋が横走して軟口蓋を挙上し鼻咽腔を閉鎖する。粘膜下口蓋裂では筋束が前後方向に異常走行し、鼻咽腔閉鎖不全、開鼻声、構音障害や中耳炎を生じ得る。粘膜が覆っているため診断が遅れることがあり、発話時の軟口蓋運動、触診、内視鏡などで評価する。扁桃の大きさは別の咽頭所見である。

選択肢の確認

1.扁桃の肥大:特徴的でない。感染やリンパ組織増殖などで起こり、粘膜下口蓋裂の診断徴候ではない。
2.硬口蓋後端の骨欠損:特徴的である。後鼻棘付近の切れ込みとして触知されることがある。
3.軟口蓋正中部の菲薄化:特徴的である。筋層が欠け青白く透ける透明帯となる。
4.口蓋帆挙筋の走行異常:特徴的である。正常な筋輪を作れず閉鎖機能を損なう。
5.口蓋垂裂:特徴的である。二分口蓋垂は三徴の一つだが、単独例もある。

覚えるポイント

粘膜下口蓋裂は「口蓋垂裂・透明帯・硬口蓋後端欠損」。見た目だけでなく鼻咽腔閉鎖機能を評価する。

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