20PM017|第20回 言語聴覚士国家試験 過去問
口腔癌で誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
口腔癌の頻度、性差、好発部位、組織型、転移様式を確認します。口腔癌が全癌の約15%を占めるという値は大きすぎます。
解説
口腔癌は全悪性腫瘍の中では数%程度を占めるにとどまり、約15%という記述は不適切です。危険因子には喫煙と飲酒があり、女性より男性に多い傾向があります。口腔内では舌、とくに舌縁が代表的な好発部位です。口腔粘膜は重層扁平上皮で覆われるため、組織型は扁平上皮癌が大部分を占めます。リンパ流を介して顎下・上内深頸などの頸部リンパ節へ転移しやすく、頸部リンパ節の評価は病期決定と治療方針に重要です。したがって頻度を示す選択肢のみが誤りです。
選択肢の確認
1.「全癌の約15%を占める」は過大な割合であり、誤った記述なので正答です。口腔癌は全癌の数%程度です。
2.「女性より男性に多く発症する」は、喫煙・飲酒などの背景もあり疫学的傾向として正しい記述です。
3.「好発部位は舌である」は正しく、とくに舌縁は注意すべき部位です。
4.「扁平上皮癌が多い」は口腔粘膜の上皮に由来する組織型として正しい記述です。
5.「頚部リンパ節に転移しやすい」は正しく、頸部診察や画像評価が重要です。
覚えるポイント
口腔癌は「舌・扁平上皮癌・男性優位・頸部リンパ節転移」を基本セットにします。治りにくい潰瘍や硬結は早期評価が必要です。