19PM015|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問
矢状縫合の早期癒合によって起こる頭蓋の形状はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
頭蓋縫合早期癒合症では、癒合した縫合に直角方向の成長が妨げられ、平行方向へ代償的に伸びる。正中を前後に走る矢状縫合が早期癒合すると、頭蓋が左右に狭く前後に長い舟状頭となる。
解説
頭蓋は脳の成長に伴い縫合部で拡大する。矢状縫合癒合では横径が広がれないため長頭化する。両側冠状縫合の癒合では前後径が短い短頭、片側冠状縫合では前額部の左右差を伴う斜頭、前頭縫合では額が三角形になる三角頭が典型である。複数縫合や冠状縫合の高度癒合では尖頭状を呈し得る。
選択肢の確認
1.短頭:誤り。主に両側冠状縫合の早期癒合で、前後径が短くなる。
2.舟状頭:正しい。矢状縫合癒合により左右に狭く、前後へ長い舟形となる。
3.尖頭:誤り。冠状縫合を含む複数縫合癒合などで頭頂方向へ高くなる形である。
4.斜頭:誤り。片側冠状縫合または片側人字縫合などの癒合で非対称となる。
5.三角頭:誤り。前頭縫合の早期癒合で額が三角形に突出する。
覚えるポイント
矢状縫合は前後方向に走るため、癒合すると横へ広がれず「細長い舟状頭」になる。