19AM017第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

臨床歯科医学/口腔外科学

誤っているのはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

エナメル質は人体で最も高度に石灰化した組織で、有機質は象牙質より少ない。象牙質の方が有機基質と水分を多く含む。

解説

エナメル質は歯冠表面を覆い、成熟後はエナメル芽細胞が失われるため大きな再生はしない。象牙質は歯髄側の象牙芽細胞が生涯にわたり第二象牙質を形成し得る。セメント質は歯根表面を覆い、歯根膜線維の付着に関与する。歯根膜には機械受容器や痛覚受容器があり、咬合力や歯の微細な動きを感知する。歯髄は血管・神経を含む軟組織で、その周囲を象牙質が囲む。したがって組織の無機質・有機質比を逆にした選択肢1が誤りである。

選択肢の確認

1.「エナメル質は象牙質より有機質が多い。」:エナメル質は無機質割合が非常に高く、象牙質より有機質が多いという説明は逆である。
2.「象牙質は終生、形成される。」:象牙芽細胞が歯髄辺縁に残るため、象牙質は第二象牙質などを終生形成し得る。
3.「セメント質は歯根表面を覆う硬組織である。」:セメント質は歯根象牙質の外側を覆い、歯根膜を介した歯槽骨への支持に関わる。
4.「歯根膜には感覚受容器がある。」:歯根膜の感覚受容器は咀嚼時の歯への力を検出し、咬合調節に寄与する。
5.「歯髄は象牙質に囲まれている。」:歯髄腔は象牙質の内側にあり、歯冠部・歯根部とも象牙質に囲まれている。

覚えるポイント

外側から歯冠はエナメル質、歯根はセメント質、その内側に象牙質、中心に歯髄という層構造を描く。

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