25PM055第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

失語症

正しい組み合わせはどれか

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

再帰性発話は、重度失語症などで限られた同じ語・句が意図にかかわらず反復される現象で、常同言語に対応する。選択肢5が正しい組合せである。

解説

再帰性発話では「そうそう」「たんたん」など一つまたは少数の発話形式が多様な場面で繰り返され、伝えたい内容を十分に表せない。これは固定化した常同言語である。語間代は一つの語・句を不随意に何度も繰り返す現象で、誤りに気づいて言い直す自己修正とは異なる。発語失行は発話運動の企画・プログラミング障害で、音韻表象を想起できない障害とは区別する。反響言語は他者の発話を反復する現象で、以前の自己反応が次課題へ残る言語性保続ではない。ジャルゴンは意味が伝わりにくい流暢な発話で、相手が語を補う補完現象とは異なる。

選択肢の確認

1.「語間代―自己修正」:誤り。語間代は語句の反復で、自己修正は誤反応を自ら訂正する行為である。
2.「発語失行―音韻想起障害」:誤り。発語失行の中核は発話運動プログラミングである。
3.「反響言語―言語性保続」:誤り。他者発話の反復と、先行反応の固着は別現象である。
4.「ジャルゴン―補完現象」:誤り。ジャルゴンは錯語・新造語等を含む理解困難な流暢発話である。
5.「再帰性発話―常同言語」:正しい。限られた同一発話が反復して出現する。

覚えるポイント

誰の何を反復するかを見る。反響言語=相手、保続=直前の自己反応、再帰性発話=固定した常同句である。

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