25PM092|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
学童期の難聴児に対する障害認識支援で誤っているのはどれか
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
学童期の障害認識支援は、難聴児が自分の聞こえ方と必要な配慮を肯定的・具体的に理解し、援助を求められるようにする。聴児の聴取能と優劣比較することは自己否定を強めるため不適切である。
解説
難聴児同士の交流は、経験を共有し多様なコミュニケーション方法や対処を学ぶ機会になる。アサーションでは、聞き返す、席を替えてほしい、文字情報も示してほしいなど、自他を尊重しながら必要を表明する力を育てる。音声・手話・文字・補助機器など手段を広げることも、場面に応じた自己選択を支える。保護者カウンセリングは、本人への過保護・過小評価を避け、成長に応じた自立を支えるため重要である。一方、聴児との単純な成績比較は個人の聴力型、補聴条件、環境を無視し、「できなさ」を強調して障害受容を妨げる。
選択肢の確認
1.「難聴児間の交流」:適切。同じ経験を共有し、自己理解と対処方略を広げられる。
2.「アサーション指導」:適切。必要な配慮を具体的に伝え、セルフアドボカシーを育てる。
3.「聴児の聴取能との比較」:誤りで正答。優劣比較は自己評価を傷つけ、個別的な障害理解にならない。
4.「保護者カウンセリング」:適切。家庭での受容と自立支援を整える。
5.「コミュニケーション手段の拡大」:適切。環境に応じて音声・視覚手段等を選べる力につながる。
覚えるポイント
障害認識支援は「比較して欠点を示す」のではなく、「自分の聞こえ方・強み・必要な配慮を知り、自分で伝える」ことを目標とする。