26PM055第26回 言語聴覚士国家試験 過去問

失語症

課題と必要な言語機能との関連について誤っている組合せはどれか。 a. 呼称 ──── 文字想起 b. 非語復唱 ──── 意味理解 c. 長文の理解 ──── 統語理解 d. 不規則語の音読 ──── 単語の語彙・意味処理 e. 仮名1文字の書き取り ──── 語音認知

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正解: 1

正答

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この問題のポイント

aとbが誤りです。絵や物の呼称に必要なのは概念・語彙・音韻の検索で、文字想起は必須ではありません。非語復唱は意味表象を介さず音韻系列を保持・産生できます。

解説

呼称では、視覚認知した対象から意味表象を活性化し、語彙項目と音韻形式を検索して発話します。文字を書く課題ではないため文字想起を必須機能とする組合せは不適切です。非語は既存語彙や意味を持たないため、聞いた音を音韻分析し、音韻短期記憶に保持して構音へ変換する能力をみます。長文理解には文の構造と係り受けを解析する統語理解が必要です。不規則語音読は文字―音の規則だけでは正しく読めず、語彙表象や意味処理を介する語彙経路が重要です。仮名一文字の書き取りでは、提示音を弁別・同定する語音認知から文字素への変換が必要です。

選択肢の確認

1.(a・b)「a・b」は呼称―文字想起と非語復唱―意味理解がともに不要機能を結び付けており○です。
2.(a・e)「a・e」はaは誤りですが、仮名書き取りに語音認知eは必要なので×です。
3.(b・c)「b・c」はbは誤りですが、長文理解に統語理解cは必要なので×です。
4.(c・d)「c・d」は長文の統語処理、不規則語の語彙処理とも正しい組合せで×です。
5.(d・e)「d・e」は不規則語音読と仮名書き取りにそれぞれ必要な機能であり×です。

覚えるポイント

非語復唱=音韻入力・短期保持・出力、不規則語音読=語彙経路、仮名書取=語音から文字への変換です。課題の処理経路を分解します。

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