26PM077第26回 言語聴覚士国家試験 過去問

機能性構音障害

正常な発達で幼児期に最も遅く獲得される子音はどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

正常構音発達では、両唇音や破裂音が比較的早く、持続的な狭めと細かな気流調整を要する歯茎摩擦音[s]は遅く獲得されます。

解説

子音獲得には、調音器官の運動精度、聴覚的弁別、気流と口腔内圧の制御が関係します。[m]は両唇を閉じて鼻腔へ呼気を流す鼻音、[p]は両唇閉鎖を一気に開放する破裂音で、視覚的にも模倣しやすく早期に安定します。[t]は舌尖・舌端を歯茎へ接触させる破裂音、[k]は舌背を軟口蓋へ接触させる破裂音で、[p][m]より後になることはあっても幼児期前半から獲得が進みます。[s]は舌と歯茎の間に中央の細い溝を保ち、呼気を持続的に摩擦させる必要があり、停止音より精密な制御を要するため、この中で最も遅い音です。

選択肢の確認

1.「[p]」は両唇破裂音で、比較的早期に獲得されるため×です。
2.「[t]」は歯茎破裂音で、[s]より調音操作が単純なので×です。
3.「[k]」は軟口蓋破裂音で一定の遅れはあるが、[s]より先に安定しやすく×です。
4.「[s]」は歯茎摩擦音で、細い呼気路を持続する精密操作を要し最も遅いため○です。
5.「[m]」は両唇鼻音で乳幼児期から産生されやすく×です。

覚えるポイント

概ね鼻音・両唇音、破裂音から、摩擦音・破擦音へ発達します。調音点だけでなく、摩擦を維持する調音様式の難しさを考えます。

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