26PM078第26回 言語聴覚士国家試験 過去問

機能性構音障害

構音操作の特徴として正しい組合せはどれか。 a.口蓋化構音 ——— 舌背が挙上する。 b.側音化構音 ——— 呼気が側方偏位する。 c.声門破裂音 ——— 舌根部が咽頭に引かれる。 d.咽頭摩擦音 ——— 舌尖の動きが観察される。 e.鼻咽腔構音 ——— 外鼻孔の閉鎖で明瞭になる。

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正解: 1

正答

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この問題のポイント

aとbが正しいです。口蓋化構音では舌背が硬口蓋へ挙上し、側音化構音では舌中央から出るべき呼気が側方へ偏ります。

解説

口蓋化構音は、歯茎音などで本来使う舌尖・舌端の代わりに舌背が挙上し、硬口蓋との狭めや閉鎖で音が作られる異常構音です。側音化構音では舌中央部が閉鎖・狭窄し、呼気が舌の片側または両側から流れて独特の歪みを生じます。声門破裂音は、口腔内圧を作りにくいときに声門を強く閉鎖・開放して破裂を代償するもので、舌根後退が本体ではありません。咽頭摩擦音は舌根と咽頭後壁付近の狭めで摩擦を作り、舌尖運動の観察が特徴ではありません。鼻咽腔構音は鼻咽腔付近で形成されるため、単に外鼻孔を閉じれば正常で明瞭になるという説明は不適切です。

選択肢の確認

1.(a・b)「口蓋化で舌背挙上/側音化で呼気側方偏位」は両方とも機序が正しく○です。
2.(a・e)aは正しいが、外鼻孔閉鎖で鼻咽腔構音が明瞭になるeは誤りで×です。
3.(b・c)bは正しいが、声門破裂音を舌根後退とするcが誤りで×です。
4.(c・d)声門破裂音cも咽頭摩擦音dも調音操作の記載が誤りで×です。
5.(d・e)舌尖観察dと外鼻孔閉鎖eのどちらも特徴を捉えず×です。

覚えるポイント

声門破裂音は声門、咽頭摩擦音は舌根―咽頭、口蓋化は舌背、側音化は側方呼気です。代償調音の狭窄部位を触診・聴取します。

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