27PM058|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問
CI言語療法について誤っているのはどれか
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
CI言語療法、すなわち制約誘導言語療法は、主として慢性期失語症へ短期集中して行う方法で、「発症後早期に開始する」が特徴ではありません。
解説
Constraint-Induced Aphasia Therapyは、非言語的代償へ過度に依存する学習性不使用を減らし、音声言語による発話を集中的に使う機会を作ります。カード課題等で相手に口頭要求を伝え、ジェスチャーや書字の使用を制約し、数週間など短期間に高頻度・高強度で実施します。課題は対象者の水準に合わせ、語・句から文、情報量や相手との距離などを段階的に複雑化し、発話改善と日常への般化を図ります。急性期は自然回復、全身状態、疲労、リスク管理を考慮した個別的介入が必要で、CI療法を発症直後から一律に高強度で開始するという方法ではありません。代償手段を全面否定するのでなく、この治療場面内で制約します。
選択肢の確認
1.「発症後早期に開始」は主に慢性期を対象とするCI言語療法の特徴でなく、誤りで○です。
2.「短期集中的に実施」は高強度訓練の特徴で×の内容です。
3.「ジェスチャー使用を制限」は音声言語使用を誘導する制約で×の内容です。
4.「発話の改善を図る」は治療目標として正しく×の内容です。
5.「段階的に内容を複雑にする」はshapingの原則で×の内容です。
覚えるポイント
CI療法=慢性期、短期高強度、非言語手段を治療場面で制約、音声発話を段階づけて反復、という組合せです。