27PM081第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

器質性構音障害

筋強直性ジストロフィーの構音障害のタイプはどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

筋強直性ジストロフィーでは筋線維の変性・筋力低下により、発話筋が弱くなるため弛緩性構音障害を示します。

解説

筋強直性ジストロフィーは筋強直と進行性筋力低下を示す遺伝性筋疾患です。顔面筋、側頭筋、咬筋、舌、軟口蓋、呼吸筋などの弱化から、口唇閉鎖不全、舌運動範囲低下、開鼻声、気息性・弱い声、発話速度低下、不明瞭構音が生じます。これは下位運動単位・筋自体の力が不足する弛緩性構音障害のパターンです。運動低下性はParkinson病の基底核機能低下、運動過多性はHuntington病等の不随意運動、痙性は両側上位運動ニューロン障害で生じます。中枢・末梢徴候が複数混在する疾患では混合性となりますが、本疾患の基本分類は筋原性の弛緩性です。嚥下・呼吸も併せて評価します。

選択肢の確認

1.「運動低下性構音障害」はParkinson病等の基底核障害が代表で×です。
2.「運動過多性構音障害」は不随意運動を主徴とするため×です。
3.「痙性構音障害」は両側上位運動ニューロン障害によるため×です。
4.「弛緩性構音障害」は筋力低下による発話運動の弱さに合い○です。
5.「混合性構音障害」は本疾患の基本的分類ではなく×です。

覚えるポイント

筋・神経筋接合部・下位運動ニューロンの弱さは弛緩性です。開鼻声、気息性嗄声、弱い圧子音を確認します。

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