第28回・2026年
28AM080|第28回 言語聴覚士国家試験 過去問
舌萎縮患者に用いるのはどれか。
解答・解説を見る
正解1
正答
1
この問題のポイント
舌萎縮や舌切除で舌と口蓋の接触が不足するときは、口蓋面を低く厚くして舌が届くようにする口蓋増高装置PAPを用いる。構音と食塊送り込みを補助する。
解説
PAPはpalatal augmentation prosthesisで、個々の舌可動域に合わせ上顎義歯・口蓋床の口蓋側形態を増高する。舌尖・舌背が接触しやすくなり、/t, k/等の調音点形成、食塊の保持・後方移送を助ける。PLPはpalatal lift prosthesisで軟口蓋を機械的に挙上し、麻痺性鼻咽腔閉鎖不全へ用いる。Hotz床は口唇口蓋裂乳児の顎発育・哺乳支援、epithesisは顔面・身体欠損の形態補綴、バルブ型speech aidは軟口蓋後方の咽頭腔を塞ぎ鼻咽腔閉鎖を補う。
選択肢の確認
1.PAP:正しい。口蓋を増高し、萎縮舌の接触距離を短くする。
2.PLP:誤り。軟口蓋麻痺を持ち上げる装置で舌接触補助ではない。
3.Hotz床:誤り。口蓋裂乳児の哺乳・顎発育を支える口蓋床である。
4.エピテーゼ(epithesis):誤り。外鼻・耳介など欠損部の形態を補う人工物である。
5.バルブ型speech aid:誤り。咽頭部のbulbで鼻咽腔閉鎖を補助する。
覚えるポイント
舌が口蓋へ届かない=PAP、軟口蓋が上がらない=PLP、組織が足りないVPI=speech bulb。
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