28AM072第28回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達障害学

幼児後期の発達段階にある子どもの指導として適切でないのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

聞き手の知識・年齢・立場に応じて説明内容や表現を計画的に変える高度な聞き手配慮は、幼児後期より後の学童期に洗練される。5はこの段階への目標として負荷が高い。

解説

幼児後期には並行遊びから協同遊びへ進み、役割・ルールを共有する経験が増える。しりとり、語頭音抽出、単語分解など音韻意識が萌芽し、就学後の読み書き基盤となる。集団活動では順番、簡単な規則、相手との調整を学ぶ。写真や絵を手掛かりに自分の出来事を時間順に話すpersonal narrativeも適切な課題である。一方、相手が何を知っているかを推測し、同じ内容を相手ごとに言い換えるaudience designは心の理論・談話計画のさらなる発達を要する。

選択肢の確認

1.協同遊び:適切。共通目標・役割を持つ仲間遊びを促す時期である。
2.単語分解:適切。モーラ・音韻意識の就学準備課題となる。
3.集団ルール:適切。園生活で順番・役割・規則を学ぶ。
4.写真で自己経験を語る:適切。時間順序とpersonal narrativeを支える。
5.相手別に伝え方調整:不適切。高度な聞き手配慮は学童期以降に精緻化する。

覚えるポイント

幼児後期は協同遊び・音韻意識・ルール・自己経験の語り。高度な相手別説明は次段階。

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