28PM055第28回 言語聴覚士国家試験 過去問

失語症

呼称に対する反応で形式性錯語はどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

形式性錯語は、目標語と音韻的に似ているが誤反応自体も実在語となる錯語である。「きりん」に対する「きりえ」が該当する。

解説

形式性錯語では目標語と誤語が複数音を共有し、誤語が語彙として成立する。きりん/kiɾiN/と切り絵/kiɾie/は語頭から音列が近く、「きりえ」は実在語なので形式性錯語である。「にんじん」は玉ねぎと同じ野菜カテゴリーの意味性錯語、「たまれほ」のような非語は新造語、「あかえんぴつ」は目標を含む意味的付加、「かばんぶた」は複数語を結合した了解しにくい反応で、形式性の条件と異なる。

選択肢の確認

1.「鉛筆を『あかえんぴつ』」:誤り。目標語を含め属性を付加した反応で、形式性錯語ではない。
2.「机を『かばんぶた』」:誤り。目標「机」と音韻的類似がなく、語結合的な誤反応である。
3.「きりんを『きりえ』」:正しい。音韻的に近く、誤反応も「切り絵」という実在語である。
4.「玉ねぎを『にんじん』」:誤り。ともに野菜という意味関係に基づく意味性錯語である。
5.「自転車を『たまれほ』」:誤り。「たまれほ」は実在語でない新造語性錯語である。

覚えるポイント

音が近い実在語=形式性、意味が近い語=意味性、音の誤りで非語=音韻性、新しい非語=新造語と整理する。

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