28PM059第28回 言語聴覚士国家試験 過去問

失語症

失語症の呼称訓練について誤っているのはどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

語頭音キューはその場の呼称を促しやすいが、手掛かり依存・項目特異性があり、訓練していない語や日常会話へ自動的に般化しやすいとはいえない。

解説

呼称訓練では意味特徴、音韻特徴、文字、復唱・音読など、障害された処理段階と残存経路に応じた手掛かりを使う。音韻セラピーは語頭音、音節数、押韻、復唱、音読を用いて音韻表象を活性化し、意味セラピーはカテゴリー・用途・属性など意味ネットワークを活性化する。重度例では本人に必要な家族名、物品、要求語など生活関連語彙を優先する。語頭音効果は訓練語では得られても、自然会話や未訓練語へは別途般化訓練が必要である。

選択肢の確認

1.「文字の活用」:正しい。仮名・漢字の視覚入力を迂回路や音韻キューとして利用できる。
2.「音韻セラピーで復唱・音読」:正しい。音韻出力表象を反復活性化する課題となる。
3.「語頭音キュー効果は日常へ般化しやすい」:誤りで正答。項目特異的で手掛かり依存になりやすい。
4.「意味セラピーは意味システム活性化」:正しい。意味特徴分析などで語彙へのアクセスを促す。
5.「重度ほど生活関連語彙を中心」:正しい。限られた学習資源を実用性の高い語へ配分する。

覚えるポイント

訓練内正答と日常般化は別の成果指標。未訓練語、会話、手掛かりなし条件で効果を確認する。

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