28PM056第28回 言語聴覚士国家試験 過去問

失語症

失語症の回復パターンでみられないのはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

失語症回復では、急性期の広い機能低下からより限局した症候群へ移ることがあるが、復唱良好な超皮質性運動失語から復唱不良な伝導失語への移行は典型的でない。

解説

超皮質性運動失語は非流暢・発話開始困難だが復唱が保たれる。伝導失語は流暢性が比較的保たれる一方、音韻性錯語と著明な復唱障害を示し、中核障害が異なるため前者から後者への回復移行は通常想定しない。広範病変による全失語が健忘失語まで改善する、Wernicke失語が復唱の保たれる超皮質性感覚失語や健忘性へ近づく、Broca失語の言語症状が改善して発語失行・純粋語唖が残るなどは臨床的にみられる。

選択肢の確認

1.「超皮質性運動失語→伝導失語」:みられず正答。復唱保持から顕著な復唱障害へ変わる典型的回復系列ではない。
2.「超皮質性感覚失語→健忘性失語」:みられる。理解が改善し語想起障害が残ることがある。
3.「ブローカ失語→純粋語唖」:みられる。失語が軽快し発話運動面の障害が前景に残り得る。
4.「ウェルニッケ失語→超皮質性感覚失語」:みられる。復唱が相対的に回復・保持される型へ移行し得る。
5.「全失語→健忘性失語」:みられる。重度全般障害から回復し呼称困難が主症状として残り得る。

覚えるポイント

回復型は流暢性・理解・復唱・呼称のどの成分が改善したかで追い、名称だけを直線的に並べない。

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