第116回看護師国家試験 出題予想【2027年】過去720問のデータで選ぶ頻出テーマと予想問題
出題予想|公開: 2026年8月24日|コクシメイク編集部
看護師国家試験は受験者約6万人・毎回240問。直近の第115回の合格率は88.3%でした。必修の絶対基準と一般・状況設定の相対基準を両方満たす必要があるため、標準問題の取りこぼしが命取りになります。収録3回・720問の照合から、回をまたいで繰り返し問われているテーマを拾い出しました。
この記事では第116回に向けて、数字が「出る」と示すテーマと問題を提示します。予想問題はこのページを離れずにそのまま解けます(無料・解説付き)。
予想の根拠と方法
この予想は、勘や経験則ではありません。コクシメイクが収録する看護師国家試験の過去問720問(3回分)を対象に、次の2つを機械的に洗い出した結果です。
- 出題が途切れていないテーマ — 収録している全ての回で出題され続けている分野。出題基準が大きく変わらない限り、次回も出る蓋然性が最も高いグループです
- 再出題の実績がある問題 — 問題文の語彙一致(Jaccard係数0.42以上)で、異なる回に類似問題が実在するペア。一度「焼き直された」問題は、また焼き直される——その観測事例そのものです
もちろん的中の保証はありません。ただ、収録25,161問の再出題率の実測が示すとおり、国家試験の出題は思われているよりずっと反復的です。「次に出るもの」を当てる最も堅実な方法は、「出続けているもの」を数えることだと考えています。
最新の第115回で収録過去問と重なっていたのは240問中18問(7.5%)。この試験は「過去問の丸暗記」の寄与が小さい部類です。それでも、テーマ単位で見れば出題は明確に反復しています。個々の問題を当てにいくのではなく、出続けているテーマの理解を深める使い方をしてください。
再出題の実績がある予想問題10問──この場で解ける
収録データの中で、実際に回をまたいで「もう一度出た」実績のある問題です。 3回目の登場は十分ありえます。そのままここで解答・答え合わせができます(解説付き・登録不要)。
出題実績: 第113回 113PM090 → 第115回 115AM090 で再出題
1,500 mL の輸液を朝6 時から18 時にかけて点滴静脈内注射で実施する。20 滴 で1 mL の輸液セットを用いた場合の1 分間の滴下数を求めよ。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1 位を四捨五入す ること。 解答:① ②滴/分 0 0 1 1 2 2 3 3 4 4 5 5 6 6 7 7 8 8 9 9
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正解: 5・13
正答
① 4・② 2 滴/分
この問題のポイント
滴下数を正確に計算するには、総輸液量、投与時間(分単位に換算)、そして輸液セットの滴下係数(20滴/mL)を正しく組み合わせることが必要です。特に、時間の単位を「分」に変換し、小数点以下を四捨五入する処理を正確に行うことがポイントです。
解説
1,500mLを12時間(720分)で投与する場合、1分間の滴下数は以下の式で求められます。
1分間の滴下数=(総輸液量[mL] × 滴下係数)÷ 投与時間(分)
=(1,500 × 20)÷ 720
= 30,000 ÷ 720
= 41.666…滴/分
小数点以下第1位を四捨五入すると、42滴/分になります。よって、十の位①は4、一の位②は2となり、正解は「①4・②2」です。臨床的には、この速度は成人患者に適した範囲内にあり、過剰な速度ではないことから妥当です。
選択肢の確認
① 0:この桁の公式正答値とは異なる。
① 1:この桁の公式正答値とは異なる。
① 2:この桁の公式正答値とは異なる。
① 3:この桁の公式正答値とは異なる。
① 4:この桁の公式正答である。
① 5:この桁の公式正答値とは異なる。
① 6:この桁の公式正答値とは異なる。
① 7:この桁の公式正答値とは異なる。
① 8:この桁の公式正答値とは異なる。
① 9:この桁の公式正答値とは異なる。
② 0:この桁の公式正答値とは異なる。
② 1:この桁の公式正答値とは異なる。
② 2:この桁の公式正答である。
② 3:この桁の公式正答値とは異なる。
② 4:この桁の公式正答値とは異なる。
② 5:この桁の公式正答値とは異なる。
② 6:この桁の公式正答値とは異なる。
② 7:この桁の公式正答値とは異なる。
② 8:この桁の公式正答値とは異なる。
② 9:この桁の公式正答値とは異なる。
覚えるポイント
「総量×係数÷時間(分)」を暗記。20滴セットなら「mL/h÷3」で近似も可能。時間は必ず分に換算し、四捨五入を最後に実施。
この問題のページ: 第115回 115AM090 / 前回の出題: 第113回 113PM090「20 滴で1mL の輸液セットを用いて500 mL の輸液を…」
出題実績: 第113回 113AM071 → 第115回 115PM005 で再出題
看護師等の人材確保の促進に関する法律に規定されている都道府県ナースセン ターの業務はどれか。
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正解: 3
正答
3.看護師等への無料の職業紹介
この問題のポイント
看護師等の人材確保の促進に関する法律(人確法)で定められた都道府県ナースセンターの核心業務は、無料で看護師等に職業を紹介することである。この業務は、離職した看護師の再就業支援や、医療機関とのマッチングを目的とした公的支援として位置づけられており、人材の確保・維持に直接貢献している。
解説
都道府県ナースセンターは、人確法第15条に定められた業務の中心となる機関である。その主要な業務には、未就業看護師への職業紹介、病院や施設への情報提供、離職時の届出窓口業務、看護に関する啓発活動が含まれる。特に「無料の職業紹介」は、職業安定法上の特別な制度に基づく公的支援であり、潜在看護師の復職を促す重要な役割を果たしている。この業務は、看護師の離職リスクを把握し、人材の有効活用を図るための制度的基盤を提供している。
選択肢の確認
1.訪問看護業務:訪問看護ステーションが実施するサービスで、ナースセンターの業務ではない。
2.看護師免許証の交付:国家資格の交付は厚生労働大臣または都道府県知事による行政処理であり、ナースセンターには権限はない。
3.看護師等への無料の職業紹介:人確法第15条に明記された法定業務で、再就業支援の中心的機能である。
4.特定行為に係る看護師の研修:指定研修機関が実施するもので、ナースセンターの業務には含まれない。
覚えるポイント
「ナースセンター=紹介・相談・届出・啓発」。無料職業紹介が中核の業務であることを、シンプルに記憶すると効果的。
この問題のページ: 第115回 115PM005 / 前回の出題: 第113回 113AM071「看護師等の人材確保の促進に関する法律で規定されているのはどれ…」
出題実績: 第114回 114AM087 → 第115回 115PM081 で再出題
障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援 法〉における地域移行支援について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
障害者総合支援法における「地域移行支援」と「地域定着支援」の違いを理解しているか。特に、移行支援の目的が「入院から地域生活への移行」という点に注目する。
解説
地域移行支援は、障害者支援施設や精神科病院に在籍している人々が、地域生活へ移行する過程を支援するサービスです。その中心的な目的は、長期入院中の精神障害者の退院を促進し、入院医療から地域生活中心へとシフトすることです。具体的には、住居の確保、生活準備、関係機関との調整、外出時の同行などを行います。この支援は、入院期間が長く、社会復帰が難しい状況にある人々に特に重要です。実施主体は指定一般相談支援事業者で、市町村の支給決定を受けます。対象となるのは、現在入所・入院中の人々であり、すでに地域に暮らしている人には該当しません。
選択肢の確認
1.就労を前提に支援する。:関係はなく、就労支援は別サービス(就労移行支援など)の対象。
2.緊急時の対応や訪問を行う。:これは「地域定着支援」の業務であり、移行支援とは異なる。
3.長期入院患者の退院を促進する。:正しい。移行支援の主な目的である。
4.精神保健福祉手帳の申請が必要である。:手帳の有無は関係なく、支給決定が条件。
5.1 人で暮らしている精神障害者が対象である。:すでに地域生活を送っている人は対象外で、対象は移行中の者。
覚えるポイント
「移行=病院から地域へ」、その中核は「退院促進」。移行支援は「橋渡し」、定着支援は「見守り」。入院中の人を対象に、退院を支えるサービスである。
この問題のページ: 第115回 115PM081 / 前回の出題: 第114回 114AM087「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障…」
出題実績: 第114回 114AM006 → 第115回 115AM006 で再出題
Maslow, A. H. マズロー, A. H. の基本的欲求の階層で、集団の一員でありたいという欲求はど れか。
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正解: 4
正答
4.所属と愛の欲求
この問題のポイント
マズローの基本的欲求階層において、「集団の一員でありたい」という欲求は、人間が他者とのつながりや帰属を求める心理的動機として、第3段階に該当します。この欲求は、生理的・安全の欲求が満たされた後、自然に現れる社会的・感情的なニーズであり、看護現場では患者の孤立や孤独を評価する上で重要な指標となります。
解説
マズローの欲求階層は、低次から高次へと進む構造を持ち、その中で「所属と愛の欲req」は、家族、友人、職場、コミュニティなどに受け入れられ、愛情やつながりを求める欲求です。この段階では「仲間になりたい」「誰かに愛されたい」という気持ちが強く現れ、特に高齢者や精神的ストレスを抱える患者においては、その満たされ方が生活の質に大きく影響します。看護においては、この欲求が脅かされているかを早期に察知し、支援することが重要です。
選択肢の確認
1.安全の欲求:身体的・経済的な安定を求める段階で、集団への帰属とは関係ありません。
2.承認の欲求:他者から認められたいという自尊の欲求で、所属よりも高次の段階です。
3.自己実現の欲求:自分の能力や可能性を最大限に発揮したいという欲求で、人間関係の帰属とは異なります。
4.所属と愛の欲求:集団に受け入れられ、愛されたいという欲求で、設問の「集団の一員でありたい」という意図に最も一致します。
覚えるポイント
マズローの5段階を「生理→安全→所属→承認→自己実現」と簡易に記憶すると、集団への帰属は「所属と愛の欲求」に該当します。看護実務では、患者の欲求の段階を把握することで、適切な支援を提供できます。
この問題のページ: 第115回 115AM006 / 前回の出題: 第114回 114AM006「マズロー, A. H. Maslow, A. H. の基本的…」
出題実績: 第114回 114AM046 → 第115回 115AM057 で再出題
介護保険制度の説明で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
介護保険制度は「社会保険」として位置づけられ、その特徴は「共助」による社会全体の支え合いにある。被保険者同士が保険料を拠出することでリスクを分散し、サービスの選択を個人が行える仕組みである。この構造が問われることで、制度の本質を理解する必要がある。
解説
介護保険制度は2000年4月に導入された社会保険制度で、高齢化に伴う介護需要に対応するため、社会全体が共有で支え合う「共助」の仕組みとして設計された。財源は被保険者の保険料(約50%)と国・都道府県・市町村の公費(約50%)で成り立つ。利用者は要介護認定を受けた上で、自ら必要なサービスを選択・契約する。この「利用者が選ぶ」仕組みが、介護保険の核心である。制度の設計は「行政が決める」から「利用者が選ぶ」へと転換し、地域の生活を維持できる支援を可能にしている。
選択肢の確認
1.措置制度である。:誤り。措置制度は行政がサービスを判断・決定する仕組みで、介護保険は利用者が契約を結ぶ「保険制度」である。
2.共助を実現する仕組みである。:正解。社会保険として「共助」として機能し、被保険者同士がリスクを共有することで支え合う仕組み。
3.介護保険料は65 歳から徴収される。:誤り。40歳から徴収される(医療保険加入者を含む第2号被保険者)。
4.地域密着型サービスの指定・監督は都道府県が行う。:誤り。指定・監督は市町村が担当する。
覚えるポイント
「共助」が核心。保険料は40歳から、地域密着型サービスは市町村が管理。利用者が選ぶ仕組みが特徴。
この問題のページ: 第115回 115AM057 / 前回の出題: 第114回 114AM046「介護保険制度のケアマネジメントで適切なのはどれか。…」
出題実績: 第114回 114PM018 → 第115回 115PM019 で再出題
看護過程における情報の分析はどれか。
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正解: 1
正答
1.易感染状態
この問題のポイント
看護過程では「情報の収集」と「情報の分析(解釈・統合)」を区別することが重要です。情報の分析とは、患者の主観的データ(S)や客観的データ(O)を知識と照らし合わせ、複数の情報を統合して導いた判断を指します。この判断は、看護診断として表現されるため、情報そのものではなく、その解釈結果です。
解説
看護過程のアセスメント段階において、情報の分析は「主観的・客観的なデータをもとに、患者の状態を理解し、看護問題を明確にする思考プロセス」です。たとえば「易感染状態」とは、白血球減少、好中球減少、免疫抑制薬の使用、低栄養などの複数の情報をもとに看護師が独自に導いた判断です。これはNANDA-Iの「感染リスク状態」として正式に認められており、情報の分析の典型的な例です。一方、痛みの程度や呼吸困難感は患者が訴える主観的データであり、情報収集段階のデータです。白血球の値は検査値そのもので、分析前の生データに該当します。
選択肢の確認
1.易感染状態:複数の情報を統合した看護師の判断であり、情報の分析の典型的な例。
2.痛みの程度:患者の主観的訴えで、情報収集段階のデータ。分析の結果ではない。
3.呼吸困難感:患者の主観的表現で、情報そのもの。分析の結果ではない。
4.白血球の値:検査値そのもので、解釈前の客観的データ。分析の対象ではない。
覚えるポイント
「情報の分析」は「患者の状態を理解するための判断」であり、生データではなく、そのデータをもとにした看護師の思考結果です。情報そのものと、その解釈結果を区別できれば、看護過程の核心を正しく理解できます。
この問題のページ: 第115回 115PM019 / 前回の出題: 第114回 114PM018「看護過程で適切なのはどれか。…」
出題実績: 第113回 113AM057 → 第115回 115PM040 で再出題
一次救命処置〈BLS〉で心停止と判断するのはどれか。
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正解: 3
正答
3.死戦期呼吸
この問題のポイント
BLS(一次救命処置)で心停止を判断する際、反応なし+呼吸なしまたは死戦期呼吸が確認された場合にとらえる。この中で「死戦期呼吸」は、心停止直後に現れる不規則で浅い呼吸様運動で、正常な呼吸とは認められない。医療従事者は10秒以内に呼吸の有無を確認し、疑わしい場合は即座に心停止と判断する。
解説
BLSのアルゴリズムでは、患者に反応がないことと、呼吸が正常でない(呼吸なしまたは死戦期呼吸)ことが心停止の判断基準となる。死戦期呼吸は、しゃくり上げるような不規則な呼吸で、実際に現場で「いびきをかいている」という通報がよく見られる。この呼吸は、心停止の直後によく現れ、約40%のケースで観察される。反応なしで呼吸が確認できない場合、即座に胸骨圧迫を開始することが救命に直結する。医療従事者は呼吸確認と頸動脈触知を同時に行い、10秒以内に判断を下す。一般市民は脈拍確認を行わず、反応なし+正常な呼吸なしでCPRを開始する。
選択肢の確認
1.奇 脈:吸気時に血圧が低下する現象で、心停止の判断基準ではない。循環異常の指標であり、BLSでは評価されない。
2.昏 睡:強い刺激に反応しない状態だが、心停止以外の原因(脳卒中、中毒など)でも発生するため、心停止の判断には至らない。
3.死戦期呼吸:心停止直後に現れる不規則な呼吸で、BLSでは「呼吸なしまたは死戦期呼吸」として心停止と判断される。正解。
4.四肢のチアノーゼ:青紫を示すが、低酸素や末梢循環障害の所見であり、心停止の直接的証拠ではない。
覚えるポイント
「反応なし+呼吸なしまたは死戦期呼吸」が心停止の判断基準。死戦期呼吸は「いびき」のような異常な呼吸で、現場でよく見られる。これを見逃すとCPR開始が遅れ、救命率が大きく低下する。
この問題のページ: 第115回 115PM040 / 前回の出題: 第113回 113AM057「乳児に対する一次救命処置〈BLS〉で正しいのはどれか。…」
出題実績: 第114回 114AM010 → 第115回 115AM010 で再出題
令和4 年(2022 年)の国民生活基礎調査で、世帯総数における核家族世帯の割合 に最も近いのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
国民生活基礎調査における世帯構造の変化を理解し、核家族世帯の割合を正確に把握することが重要です。特に、核家族世帯とは「夫婦のみ」「夫婦と未婚の子」「ひとり親と未婚の子」の3タイプを含む小規模な世帯で、近年の傾向として家族の小規模化が顕著です。
解説
令和4年(2022年)の国民生活基礎調査によると、世帯総数のうち核家族世帯は約57.1%を占めています。この値は「6割弱」と表現され、選択肢の中で最も近いのは「60%」です。単独世帯(約32.9%)や三世代世帯(約3.8%)の構成を考慮すると、核家族世帯が最も多く、特に高齢化や離婚率の上昇に伴う家庭の単純化が背景にあります。この割合は、経年的にも安定しており、2020年代以降、単独世帯の増加と三世代世帯の減少が進んでいます。
選択肢の確認
1.40 %:実際の57.1%と比較すると17ポイントも離れているため、極めて低い値。核家族世帯の定義に含まれる3タイプのうち、未婚の子を含む世帯も含めての割合として不適切。
2.50 %:57.1%に近いが、60%の方が絶対値でより近い。誤解を招く可能性があるため、最も適切な選択肢とは言えない。
3.60 %:57.1%に最も近い値で、統計的妥当性が確認できる。正解。
4.70 %:実際の割合を上回り、他の世帯(単独・その他)の構成を考慮すると不適切。核家族世帯が7割に達するのは現実的ではない。
覚えるポイント
「核家族世帯は6割弱」という数値を暗記し、選択肢の中で最も近い値(60%)を選ぶことが鍵です。世帯の小規模化が進む中、その傾向を理解することで、類似問題への対応が容易になります。
この問題のページ: 第115回 115AM010 / 前回の出題: 第114回 114AM010「令和4年(2022 年)の国民生活基礎調査で全世帯に占める6…」
出題実績: 第114回 114PM044 → 第115回 115PM085 で再出題
地域包括ケアシステムについて正しいのはどれか。2 つ選べ。
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正解: 1・2
正答
1・2
この問題のポイント
地域包括ケアシステムは、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体化された体制です。その構成には、施設系サービスや地域住民による互助活動が含まれ、地域の特性に応じた柔軟な設計が求められます。
解説
地域包括ケアシステムは、住まいを基盤として、医療・介護・予防・生活支援が連携された仕組みです。その中で、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの施設系サービスが含まれており、利用者の状態に応じて提供されるため、選択肢1は正しい。また、老人クラブや自治会などの地域住民による互助活動は、「自助・互助・共助・公助」のうち「互助」として重要な役割を果たしており、システムの構成要素に含まれます。したがって、選択肢2も正しい。日常生活圏域は30分以内を基本としており、60分以内とは言えません(選択肢3)。サービスのコーディネートは市町村が中心的に行い、都道府県は支援的役割(選択肢4)。また、全国一律のサービスではなく、地域特性に応じて設計されるため、地域特性に関わらず同じサービスを提供するとは言えません(選択肢5)。
選択肢の確認
1.施設系サービスを含む。:正しい。施設や居住系サービスが体制の一部として位置づけられている。
2.地域における老人クラブや自治会などの活動を含む。:正しい。互助活動がシステムの重要な構成要素である。
3.おおむね60 分以内の日常生活圏域を単位として想定している。:間違っている。日常生活圏域は30分以内が基本となる。
4.サービスのコーディネートを担う中核的な機関は都道府県である。:間違っている。中核は市町村であり、都道府県は補助的役割。
5.地域特性に関わらず、同じサービスが受けられることを目指している。:間違っている。地域特性に応じた柔軟な構築が基本理念である。
覚えるポイント
「住まいを基盤に、施設と互助が組み合わさり、30分以内の地域で暮らし続けられる」ことがキーポイント。市町村が中心で、地域の実情に応じて設計される。
この問題のページ: 第115回 115PM085 / 前回の出題: 第114回 114PM044「地域包括ケアシステムの構成要素はどれか。…」
出題実績: 第113回 113PM079 → 第115回 115PM052 で再出題
Ménière’s disease Ménière〈メニエール〉病で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
メニエール病の診断に際して、特に「耳鳴」の有無を問うことで、他の疾患との鑑別を図る。耳鳴はメニエール病の4徴の一つであり、発作中に自覚されるため、その存在は診断の重要なヒントとなる。
解説
メニエール病は内耳の内リンパ水腫を病態とする疾患で、典型的な症状は「回転性めまい」「感音難聴」「耳鳴」「耳閉感」の4徴である。これらの症状は片側性に同時に現れ、発作は数十分から数時間持続することが多い。耳鳴は発作の前段階または最中に「キーン」「ボー」といった音を自覚する場合が多く、診断に重要な要素となる。一方、好発年齢は30〜50歳代であり、70歳以上での初発は稀である。また、めまいの性状は回転性(天井がぐるぐる回る)で、浮動性めまいは中枢性疾患や他の前庭疾患に見られる。さらに、内リンパ水腫は蝸牛にも及ぶため、感音難聴が必ず出現し、聴力は発作を繰り返すにつれて固定化される。
選択肢の確認
1.耳鳴を伴う。:正しい。メニエール病の4徴の一つであり、発作中に自覚される。
2.70 歳以上で好発する。:間違っている。好発年齢は30〜50歳代で、高齢者での初発は稀である。
3.浮動性めまいが出現する。:間違っている。浮動性めまいは回転性めまいとは異なる性質で、中枢性疾患に見られる。
4.蝸牛の機能は保たれている。:間違っている。内リンパ水腫により感音難聴が出現し、機能は損なわれる。
覚えるポイント
「回転性めまい・難聴・耳鳴・耳閉感」の4徴を記憶し、めまいの性質と蝸牛症状の有無をもとに他の疾患と鑑別する。
この問題のページ: 第115回 115PM052 / 前回の出題: 第113回 113PM079「もやもや病に moyamoya disease ついて正しい…」
このリストの使い方
予想リストの正しい使い方は「この10個だけやる」ではなく、学習の優先順位付けです。
- まず上の予想問題をこのページで解く。正解しても、誤りの選択肢がなぜ誤りかまで言えるか確認する — 再出題は問い方を反転してくることが多いため、正解の暗記だけでは半分しか守れません
- 頻出テーマは看護師国家試験の分野別演習で周辺問題までまとめて解き、テーマごと固める
- 学習アプリで解けば正誤記録が残り、間違えた問題だけの解き直しがワンタップでできます(登録不要・無料)
時間が限られているほど、確実に出るところから固める価値は上がります。全体の学習設計は出題傾向分析も参考にしてください。
注意事項
本記事は収録データの統計的な傾向に基づく学習用の参考情報であり、実際の出題を保証するものではありません。出題基準の改定や制度改正があった場合、過去の傾向どおりにならない可能性があります。試験の日程・出願・実施要項は必ず公式発表を確認してください。収録データが更新され次第、本記事の予想も再計算して更新します。
よくある質問
第116回看護師国家試験の出題予想は当たりますか?
ピンポイントの的中を保証するものではありません。ただし実測では、看護師国家試験の最新収録回(第115回)の問題の7.5%が収録過去問と重なる再出題でした。この記事は「全回で出題が続くテーマ」と「再出題の実績がある問題」という、確率の高い側から並べた優先順位リストとして使ってください。
予想問題だけ勉強すれば受かりますか?
いいえ。このリストは学習の優先順位付けのためのもので、出題範囲の代わりにはなりません。予想問題と頻出テーマを最初の足場にして、分野別演習で周辺に広げていく使い方を推奨します。
この予想はいつ更新されますか?
収録データに新しい回が追加され次第、同じ照合方法で再計算して更新します。更新日は記事冒頭に表示しています。