38Q128第38回 社会福祉士国家試験 過去問

新カリキュラム(第37・38回)専門科目福祉サービスの組織と経営

福祉サービスの経営に関する理論とその説明の組み合わせとして、次のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

各経営理論が重視する対象を見分けます。ブルー・オーシャンは未開拓市場、ポジショニングは外部市場での有利な位置、コア・コンピタンスと資源ベース理論は内部の強み、SDCAは標準化と改善の定着です。

解説

ブルー・オーシャン戦略は、既存事業者が同じ顧客を奪い合う競争の激しい市場ではなく、価値革新によって従来存在しなかった需要や事業領域を創り出し、競争自体を無意味にする考え方です。したがって、一般的な支援を同じ形で総合提供するのでなく、新しい領域の事業を始める組合せが最も適切です。ポジショニング理論は市場・競争環境を分析し、対象と差別化の方向を明確にします。コア・コンピタンスは他組織が模倣しにくい中核的能力を複数事業へ生かします。資源ベース理論は職員の知識・技能、組織文化、設備等の内部資源から持続的優位性を考えます。SDCAは標準化した方法を実行・点検・改善して定着させる循環で、個々の職員の判断だけに委ねません。

選択肢の確認

1.ブルー・オーシャン戦略 - 一般的な支援を総合的に提供するのではなく、従来存在しなかった全く新しい領域の事業を開始する。
正答。最も適切です。既存市場での競争を避け、価値革新により未開拓の需要・事業領域を創造する説明です。

2.ポジショニング理論 - 特定のターゲットを明確にして事業を考えるのではなく、地域の他の事業所も行っている一般的な支援を総合的に提供する。
誤り。ポジショニングは対象市場と自組織の独自の位置を明確にするため、差別化を否定する説明は逆です。

3.コア・コンピテンス理論 - 法人設立当初からの事業で培った専門分野を生かすのではなく、新しい分野のサービスを開発・実施する。
誤り。コア・コンピタンスは組織が培った模倣困難な中核能力を事業へ展開する考えで、強みを生かさない説明は逆です。

4.リソース・ベースド・ビュー(資源ベース理論) - 事業所内部の職員や設備の特徴・専門性を生かすのではなく、補助金や報酬制度の変化に応じて事業計画を立案する。
誤り。資源ベース理論は内部の有価値で希少な資源・能力に注目するため、外部制度だけで立案する説明は一致しません。

5.SDCAサイクル - 支援方法は現場職員の判断を重視して組織的課題にはせず、支援の改善内容の継続はそれぞれの職員の判断で行う。
誤り。標準化した手順を組織で実行・評価・改善し、その成果を次の標準にする循環で、個人任せにしません。

覚えるポイント

「未開拓市場=ブルー・オーシャン」「内部の中核能力=コア・コンピタンス」「内部資源=資源ベース」「標準化=SDCA」です。

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