35PM18|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第35回

慢性腎臓病(CKD)の重症度分類に用いられるのはどれか。 a.血圧 b.年齢 c.尿タンパク定量 d.eGFR e.血中尿素窒素値

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正解: 4

正答

4

公式正答は 4 です。正答内容は b、c、d です。

この問題のポイント

CKDの重症度は、CGA分類では原因(Cause)、GFR区分、アルブミン尿・蛋白尿区分で評価します。年齢はCGAの独立した分類軸ではありませんが、日本人のeGFR推算式に含まれるため、本問の公式採点ではb、c、dを用いる項目として扱っています。

解説

CKDは原疾患を示すC、腎機能を示すGFR区分G1〜G5、腎障害の程度を示すアルブミン尿または蛋白尿区分A1〜A3を組み合わせて重症度を評価します。したがって尿蛋白定量とeGFRは直接の評価項目です。

日本人成人のeGFRは、血清クレアチニン、年齢、性別を用いる推算式で算出します。そのため年齢はGFR区分そのものと並ぶCGAの独立軸ではないものの、eGFR算出に必要な変数として本問では含めます。血圧はCKDの進行・心血管リスク管理に重要ですが、CGA重症度分類の直接軸ではありません。血中尿素窒素値は腎機能、蛋白異化、消化管出血、脱水など多くの影響を受け、CKD重症度区分を定める指標ではありません。

各肢の最終判定は、a:誤り、b:正しい、c:正しい、d:正しい、e:誤りです。

選択肢の確認

選択肢1:a、b、c

正答ではありません。 bはeGFR推算式の変数、cは蛋白尿区分の評価に用います。しかしaの血圧は重要な管理項目であってもCGA重症度分類の直接項目ではなく、dのeGFRも欠けています。

選択肢2:a、b、e

正答ではありません。 bの年齢はeGFR算出に用いますが、aの血圧とeの血中尿素窒素値はCKDのCGA重症度区分を定める項目ではありません。蛋白尿とeGFRも含まれていません。

選択肢3:a、d、e

正答ではありません。 dのeGFRはGFR区分に直接用います。一方、aの血圧とeの血中尿素窒素値はCGA分類軸ではなく、蛋白尿区分に必要なcも欠けています。

選択肢4:b、c、d

正答です。 cの尿蛋白定量とdのeGFRは重症度評価へ直接用います。bの年齢はCGAの独立軸ではありませんが、日本人のeGFR推算式に含まれるため、公式採点ではこの組合せです。

選択肢5:c、d、e

正答ではありません。 cとdは重症度評価に用いますが、eの血中尿素窒素値は食事、異化、循環血液量などの影響を受け、CKD重症度区分を定める指標ではありません。

覚えるポイント

  • CKDのCGA分類は原因、GFR区分、アルブミン尿・蛋白尿区分を組み合わせる。
  • 年齢はCGAの独立軸ではないが、日本人のeGFR推算式の変数である。
  • 血圧は重要な管理項目、BUNは補助的検査値であり、どちらもCGA分類軸ではない。

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