36AM17|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問
院内肺炎の主な原因病原体はどれか。 a.緑膿菌 b.結核菌 c.レジオネラ d.肺炎マイコプラズマ e.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
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正解: 2
正答
2
公式正答は 2 です。正答内容は a、e です。
この問題のポイント
院内肺炎(HAP)では緑膿菌などの耐性化しやすいグラム陰性桿菌と、MRSAを含む黄色ブドウ球菌が代表的主要病原体です。施設のアンチバイオグラムと患者リスクで原因菌を評価します。
解説
HAPは入院時に潜伏していなかった肺炎が入院後に発症する病態で、Pseudomonas aeruginosa、Enterobacterales、Acinetobacterなどのグラム陰性菌と、Staphylococcus aureus、とくにMRSAが重要です。抗菌薬曝露、人工呼吸、長期入院、重症度、施設内耐性状況によって原因菌分布は変わります。
Mycobacterium tuberculosisは医療機関で空気感染による集団発生を起こし得ます。Legionellaも給水・冷却設備など院内水系を感染源とする医療関連発症があります。Mycoplasma pneumoniaeも施設内流行が不可能ではありません。したがってこれらを一括して「市中感染だけで院内では起こらない」と分類しません。本問は、一般的HAPの主要病原体として直接対応する緑膿菌とMRSAを選ぶ問題です。
各肢の最終判定は、a:正しい、b:誤り、c:誤り、d:誤り、e:正しいです。
選択肢の確認
選択肢1:a、b
正答ではありません。 aの緑膿菌は代表的HAP病原体ですが、bの結核菌は本問が問う一般的な院内肺炎の主要細菌には含めません。院内伝播は起こり得ます。
選択肢2:a、e
正答です。 緑膿菌とMRSAはいずれも抗菌薬耐性や重症化が問題となる代表的HAP病原体で、経験的治療でもリスク評価の対象です。
選択肢3:b、c
正答ではありません。 結核菌の院内空気感染やLegionellaの院内水系発症はあり得ますが、一般的HAPの主要病原体を問う公式組合せではありません。
選択肢4:c、d
正答ではありません。 Legionellaの医療関連発症やMycoplasmaの施設内流行はあり得ても、本問で代表的HAP主要菌として選ぶ組合せは緑膿菌とMRSAです。
選択肢5:d、e
正答ではありません。 eのMRSAは代表的HAP病原体ですが、dのMycoplasmaは一般的HAP主要病原体としての組合せには入りません。
覚えるポイント
- HAP主要菌は緑膿菌等のグラム陰性桿菌と黄色ブドウ球菌・MRSA。
- 結核・Legionella・Mycoplasmaも院内発生自体はあり得る。
- 原因菌は患者リスク、人工呼吸、抗菌薬曝露、施設アンチバイオグラムで変わる。
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