36AM35|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第36回

低圧持続吸引器の吸引圧[cmH₂O]は図の中のどれか。

36AM35の問題画像
解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

公式正答は 4 です。正答内容は d です。

この問題のポイント

図は候補となる5種類の装置ではなく、排液収集瓶・水封瓶・吸引圧制御瓶からなる一つの3瓶式低圧持続吸引器です。吸引圧をcmH₂Oで決めるのは、第3瓶の水面から大気開放管先端までの浸水深dです。

解説

患者側ドレーンから来た排液は第1瓶に貯留し、第2瓶の水封が胸腔側への空気逆流を防ぎます。第3瓶では、上端が大気へ開いた管の先端が水面下d cmにあります。吸引源で瓶内を陰圧にし、水柱d cmに相当する圧差へ達すると、大気開放管から空気が気泡として流入します。したがって吸引源をさらに強めても、余分な吸引は主に空気流入へ使われ、回路の設定陰圧は概ね−d cmH₂Oに保たれます。

aは排液収集瓶にたまった液の高さ、bとcは水封瓶内の水位・管先端に関する距離、eは吸引圧制御瓶の底から水面までの全水深です。設定圧を決める基準は瓶底ではなく、大気開放管先端と水面の高低差なのでdを選びます。

選択肢の確認

選択肢1:a

正答ではありません。 aは第1瓶の底から貯留排液の水面までの高さです。排液量の増加を示す量であり、第3瓶で設定する吸引圧ではありません。

選択肢2:b

正答ではありません。 bは第2瓶の底を基準とした水封用管先端の位置を示す距離です。吸引圧を設定する第3瓶の大気開放管の浸水深ではありません。

選択肢3:c

正答ではありません。 cは第2瓶で水面から水封用管先端までの浸水深です。これは逆流を防ぐ水封に関係しますが、吸引源側の設定陰圧を決める距離ではありません。

選択肢4:d

正答です。 dは第3瓶の水面から大気開放管先端までの鉛直距離であり、水柱圧として設定される吸引圧を表します。

選択肢5:e

正答ではありません。 eは第3瓶の底から水面までの総水深です。圧力制御に必要なのは管先端より上にある水柱の高さdであり、瓶底までの深さeではありません。

覚えるポイント

  • 3瓶の役割は順に「排液収集」「水封」「吸引圧制御」です。
  • 吸引圧は、吸引圧制御瓶の 水面から大気開放管先端まで の深さで決まります。
  • 設定圧へ達した後の持続的な気泡は、余分な吸引を大気流入へ逃がしている徴候です。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 36AM3436AM36 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)