38PM78|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
透析穿刺部位の消毒に適さないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、透析穿刺部位に使用できる皮膚消毒薬と、使用に適さない消毒薬が問われています。
過酢酸は、医療機器や器具の高水準消毒などに用いられる薬剤であり、透析穿刺部位の皮膚消毒には適しません。
解説
血液透析では、穿刺部位から血液回路へ直接アクセスするため、穿刺前の皮膚消毒は感染予防の基本です。
透析患者では、シャント感染や菌血症を起こすと重篤化することがあります。そのため、穿刺部位の皮膚消毒には、皮膚に使用できる消毒薬を適切な方法で用います。
代表的に使用されるものには、次のような消毒薬があります。
- クロルヘキシジングルコン酸塩含有アルコール
- ポビドンヨード
- エタノール
- イソプロパノール
一方、過酢酸は強い酸化作用をもつ消毒薬で、内視鏡や医療器材、透析装置関連部品などの消毒に用いられることがあります。しかし、皮膚刺激性が強く、穿刺部位の皮膚消毒には適しません。
ひっかけポイント
「消毒薬」だから皮膚にも使えるとは限りません。皮膚消毒用か、医療器材消毒用かを区別します。
血液浄化療法での注意点
透析穿刺では、消毒薬の選択だけでなく、乾燥時間、穿刺部位の触れ直し防止、清潔操作、手指衛生、穿刺針固定が感染予防に重要です。
選択肢の確認
1.正答。適しません。
過酢酸は医療器材などの消毒に用いられる薬剤であり、皮膚刺激性が強いため、透析穿刺部位の皮膚消毒には適しません。
2.適しています。
クロルヘキシジングルコン酸塩含有アルコールは、皮膚消毒に用いられます。速効性と持続性が期待できます。
3.適しています。
ポビドンヨードは皮膚消毒に用いられます。使用時は十分な接触時間や乾燥を意識します。
4.適しています。
エタノールは皮膚消毒に用いられます。速効性がありますが、十分に乾燥させることが重要です。
5.適しています。
イソプロパノールはアルコール系消毒薬として皮膚消毒に用いられます。
覚えるポイント
- 透析穿刺部位には皮膚用消毒薬を用います。
- 過酢酸は皮膚消毒には適しません。
- クロルヘキシジン含有アルコールは皮膚消毒に用いられます。
- ポビドンヨード、エタノール、イソプロパノールも皮膚消毒に用いられます。
- 消毒後は乾燥時間と清潔操作を守ります。