68AM018|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問

クロージングボリューム測定における単一窒素呼出曲線を別に示す。 クロージングボリュームはどれか。

68AM018の問題画像
解答・解説を見る

正解: 3

正答

3(③)

この問題のポイント

単一呼吸窒素洗い出し曲線で、呼気終末の窒素濃度再上昇に当たる第Ⅳ相の幅を読み取る問題です。

解説

画像の縦軸は呼気窒素濃度(%)、横軸は呼出した気量(L)です。曲線は初め窒素濃度がほぼ0%で、その後急上昇し、約18%から緩やかに上がる肺胞プラトーを経て、約2.2 L付近から再び急に上昇しています。この最後の急上昇の開始点から呼出終了時の約2.6 Lまでを示す短い両矢印が③です。単一呼吸窒素洗い出し法では、被検者が残気量位から純酸素を最大吸気位まで吸い、ゆっくり最大呼出します。呼気終末になると、重力の影響を受ける肺底部の末梢気道が閉鎖し、比較的窒素濃度の高い肺上部のガスの寄与が増えるため窒素濃度が上昇します。この第Ⅳ相開始から最大呼出終了までの気量がクロージングボリューム(CV)であり、図の③です。

選択肢の確認

1.誤り。①は呼出開始から最初の区切りまでで、主に吸入した純酸素で満たされた解剖学的死腔ガスが出る第Ⅰ相側の範囲です。
2.誤り。②は最初の立ち上がり後から第Ⅳ相開始までの広い範囲で、主として肺胞プラトーである第Ⅲ相を含みます。
3.正しい。③は画像で窒素濃度が再上昇し始める第Ⅳ相の開始点から呼出終了までの気量で、クロージングボリュームです。
4.誤り。④は呼出開始から第Ⅳ相開始までを含む長い範囲であり、第Ⅳ相だけの気量ではありません。
5.誤り。⑤は最初の区切りから呼出終了までの広い範囲で、第Ⅲ相と第Ⅳ相を合わせており、クロージングボリュームの定義と一致しません。

覚えるポイント

  • 第Ⅰ相は死腔、第Ⅱ相は移行、第Ⅲ相は肺胞プラトー、第Ⅳ相は末梢気道閉鎖です。
  • クロージングボリュームは第Ⅳ相開始から最大呼出終了までです。
  • クロージングキャパシティはCV+残気量です。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 68AM01768AM019 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)