70PM007|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
結核性髄膜炎でみられる脳脊髄液所見はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
結核性髄膜炎の髄液で、糖・Cl低下、蛋白増加、リンパ球優位を押さえます。
解説
結核性髄膜炎の脳脊髄液は、初圧上昇、細胞数増加、リンパ球優位、蛋白増加、糖低下を示します。古典的にはCl濃度低下も知られています。採取した髄液を静置すると、フィブリンによるクモの巣状凝塊を形成することがあります。
細菌性髄膜炎では好中球優位、ウイルス性髄膜炎ではリンパ球優位で糖が比較的保たれることが多く、結核性・真菌性髄膜炎では糖低下が重要です。抗酸菌塗抹、培養、核酸増幅検査を組み合わせます。
ひっかけポイント
「蛋白細胞解離」は末梢神経疾患、とくにGuillain-Barré症候群で有名です。
選択肢の確認
1.膿 性
誤り。
肉眼的な膿性髄液は化膿性細菌性髄膜炎で典型的です。結核性では通常、透明から軽度混濁です。
2.Cl 濃度低下
正しい。
結核性髄膜炎では髄液Cl濃度が低下することがあり、正しい所見です。
3.蛋白細胞解離
誤り。
蛋白細胞解離は蛋白増加に比べ細胞数増加が乏しい所見で、Guillain-Barré症候群に典型的です。
4.血糖と同程度の糖濃度
誤り。
結核性髄膜炎では髄液糖が低下し、血糖と同程度にはなりません。髄液糖は同時採血の血糖と比較します。
5.好酸球優位の細胞増多
誤り。
結核性髄膜炎は主にリンパ球優位です。好酸球優位は寄生虫性髄膜炎などでみられます。
覚えるポイント
- 結核性髄膜炎はリンパ球優位、蛋白増加、糖低下です。
- Cl低下とクモの巣状凝塊も古典的所見です。
- 蛋白細胞解離はGuillain-Barré症候群を連想します。