71AM012|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
子宮頸癌の原因はどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
子宮頸癌と高リスク型ヒトパピローマウイルス感染を結び付けます。
解説
子宮頸癌の大部分は、**高リスク型ヒトパピローマウイルス〈HPV〉**の持続感染を背景に発生します。特に16型、18型などが重要で、ウイルス蛋白E6・E7がp53やRbの機能を阻害し、細胞周期制御を乱します。
HPV感染の多くは自然消退しますが、持続感染から前癌病変を経て浸潤癌へ進むことがあります。HPVワクチンと子宮頸部検診は予防・早期発見に重要です。
選択肢の確認
1.EB ウイルス
誤り。
EBウイルスはBurkittリンパ腫、上咽頭癌、一部の胃癌などと関連します。
2.単純ヘルペスウイルス
誤り。
単純ヘルペスウイルスは口唇・性器ヘルペスなどを起こしますが、子宮頸癌の主要原因ではありません。
3.ヒト T 細胞白血病ウイルス I 型
誤り。
HTLV-1は成人T細胞白血病・リンパ腫などと関連します。
4.ヒトパピローマウイルス
正しい。
高リスク型HPVの持続感染が子宮頸癌の主要な原因です。
5.ヒト免疫不全ウイルス
誤り。
HIVは免疫不全を起こしHPV関連病変の進行リスクを高め得ますが、子宮頸癌の直接的な主要原因はHPVです。
覚えるポイント
- 子宮頸癌の主要原因は高リスク型HPVです。
- HPV 16型・18型が代表的です。
- 持続感染が前癌病変から浸潤癌への進展に関与します。