72PM009|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
尿沈渣の無染色標本(別冊No. 2)を別に示す。 矢印で示す結晶はどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
尿沈渣結晶の形態から、板状で角が欠けたコレステロール結晶を同定します。
解説
画像には、無色透明の大きな長方形ないし平板状結晶がみられ、角の一部が切り欠かれています。これはコレステロール結晶の典型像です。脂質尿を伴うネフローゼ症候群などで認められ、偏光下では複屈折を示します。
結晶鑑別では、形態に加えて尿pHと臨床背景を確認します。シスチンは六角形、リン酸アンモニウムマグネシウムは棺蓋状、尿酸は菱形・樽状など多彩、ビリルビンは黄褐色の針状・顆粒状を示します。
画像で見るポイント
長方形の平板、強い屈折性、角の切り欠きの3点を確認します。
選択肢の確認
1.尿 酸
誤りです。
尿酸結晶は黄色〜赤褐色で、菱形、樽形、ロゼット状など多彩です。画像の切り欠きを持つ大型平板状結晶とは異なります。
2.シスチン
誤りです。
シスチン結晶は無色の正六角形板状で、先天性シスチン尿症を示唆します。長方形ではありません。
3.ビリルビン
誤りです。
ビリルビン結晶は黄褐色の針状または顆粒状で、肝胆道系疾患などでみられます。
4.コレステロール
正しいです。
コレステロール結晶は大型の長方形平板状で、角が階段状に欠ける像が特徴です。画像に一致します。
5.リン酸アンモニウムマグネシウム
誤りです。
リン酸アンモニウムマグネシウム結晶は棺蓋状で、アルカリ尿やウレアーゼ産生菌感染でみられます。
覚えるポイント
- コレステロール結晶は大型平板状で角の切れ込みが特徴です。
- シスチンは六角形、リン酸アンモニウムマグネシウムは棺蓋状です。
- コレステロール結晶は脂質尿・ネフローゼ症候群を示唆します。