118C088|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科矯正学
先天異常と不正咬合の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: c・e
正答
c、e
この問題のポイント
先天異常では、顎骨の成長障害や舌の大きさがどの不正咬合を生じるかを対応させます。
解説
Crouzon症候群では頭蓋縫合早期癒合に伴って上顎骨が劣成長となり、相対的に下顎が前方にみえるため下顎前突・反対咬合を呈しやすくなります。
Beckwith-Wiedemann症候群では巨舌が特徴で、舌が歯列を前方・側方へ圧迫し、開咬、下顎前突、歯列弓拡大などを生じることがあります。
鑑別のポイント
骨格の劣成長による相対的下顎前突と、巨舌による歯槽性変化を区別します。
選択肢の確認
a.Down 症候群 上顎前突
誤り。Down症候群では上顎劣成長や筋緊張低下により、相対的下顎前突や反対咬合を示すことが多く、上顎前突が典型ではありません。
b.骨形成不全症 鋏状咬合
誤り。骨形成不全症では易骨折性や象牙質形成不全が重要で、鋏状咬合との組合せは代表的ではありません。
c.Crouzon 症候群 下顎前突
正しい。Crouzon症候群では上顎劣成長により、相対的な下顎前突と反対咬合を示しやすくなります。
d.Treacher Collins 症候群 上下顎前突
誤り。Treacher Collins症候群では下顎骨・頰骨の低形成がみられ、下顎後退を伴うことが多く、上下顎前突が典型ではありません。
e.Beckwith-Wiedemann 症候群 開 咬
正しい。Beckwith-Wiedemann症候群の巨舌は前歯部開咬などの不正咬合を生じる原因になります。
覚えるポイント
- Crouzon症候群は上顎劣成長による相対的下顎前突です。
- Beckwith-Wiedemann症候群は巨舌による開咬を生じます。
- Treacher Collins症候群では下顎劣成長が重要です。