31AM013|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
口腔粘膜の変化を模式図に示す。 この変化により観察されるのはどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:白色病変
この問題のポイント
模式図では、正常粘膜に比べて病変部の角化層が著しく厚くなっています。粘膜の厚さが光の透過・反射へどう影響するかを考えます。
解説
口腔粘膜の角化亢進や上皮肥厚が起こると、表層で光が散乱・反射し、下層の血管色が透けにくくなるため肉眼的に白く見えます。図の病変では上皮表面の角化層が増しているので白色病変に対応します。白板症だけでなく、摩擦性角化や扁平苔癬なども機序は異なりながら白色調を呈し得ます。擦過で除去できる白苔か、除去できない角化病変かも臨床観察の要点です。
選択肢の確認
- a 赤色病変:上皮の菲薄化、炎症による充血、毛細血管の透見などで赤く見えます。角化層の肥厚とは逆の所見です。
- b 白色病変:厚い角化層が光を散乱させ、血管色を遮るため正答です。
- c 潰瘍性病変:上皮が欠損して結合組織が露出した状態で、図のように上皮が保たれ厚くなる変化ではありません。
- d 水疱性病変:上皮内または上皮下に液体が貯留して腔をつくる病変です。図には裂隙や液体貯留がありません。
覚えるポイント
角化・上皮肥厚は白、上皮菲薄化・充血は赤、上皮欠損は潰瘍、液体貯留は水疱と組織像から色・形を結び付けます。