31AM035|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
摂食嚥下障害のスクリーニングテストを行っている写真(別冊午前 No.4) を別に示す。 このテストで嚥下させるのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・b
正答
a:唾液、b:冷水
この問題のポイント
写真では検査者が舌骨・甲状軟骨付近へ指を当て、嚥下時の喉頭挙上を触診しています。非侵襲的な嚥下スクリーニングで用いる試料を選びます。
解説
頸部を触診して嚥下運動を数える反復唾液嚥下テストでは、唾液を反復して嚥下させ、一定時間内の回数から随意嚥下の能力をみます。また水飲みテスト・改訂水飲みテストでは少量の冷水を嚥下させ、むせ、呼吸変化、湿性嗄声、嚥下の可否を観察します。いずれもベッドサイドで行えるスクリーニングです。酸で咳反射を誘発する検査や、X線造影を要する精密検査とは目的と方法が異なります。
選択肢の確認
- a 唾液:反復唾液嚥下テストで、触診しながら嚥下回数を測定するため正しいです。
- b 冷水:少量の冷水を用いる水飲みテストで嚥下状態を観察できるため正しいです。
- c クエン酸:咳反射テストなどで刺激物として用いられますが、嚥下させて喉頭挙上をみる本スクリーニングの試料ではありません。
- d バリウム:嚥下造影検査で食塊の通過をX線透視する造影剤で、単純なベッドサイドスクリーニングには用いません。
覚えるポイント
唾液=RSST、冷水=水飲みテスト、バリウム=VF、クエン酸=咳反射刺激と、試料から検査を対応させます。