31PM035|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
舌のある検査の写真(別冊午後 No.5)を別に示す。 この検査で評価するのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る
正解: c
正答
c:味覚
この問題のポイント
写真ではピンセットで保持した小さな濾紙ディスクを舌へ置いています。味物質を局所に提示する濾紙ディスク法です。
解説
濾紙ディスク法では、甘味・塩味・酸味・苦味などの溶液を濃度段階別に染み込ませた円形濾紙を、舌の左右の所定部位へ一定時間接触させます。被検者が味質を識別できた最小濃度から味覚閾値を求め、左右差や支配神経領域の異常を評価します。画像でも白い円形濾紙が舌背前方へ置かれており、機械的に触れるだけの触覚検査、針刺激による痛覚検査、温度刺激による冷覚検査とは手技が異なります。
選択肢の確認
- a 触覚:綿球などの軽い接触刺激を、閉眼下で感じるか・左右を識別できるか調べます。味液を含む濾紙は用いません。
- b 痛覚:安全な鋭刺激と鈍刺激を区別させる体性感覚検査で、写真の円形ディスク法ではありません。
- c 味覚:味溶液を含浸した濾紙を舌へ置いて味質と閾値を調べるため正答です。
- d 冷覚:温度を管理した試験管や刺激器具を皮膚・粘膜へ接触させて温度感覚を評価します。
覚えるポイント
濾紙ディスク法=局所の味覚定性・閾値検査です。舌前方は主に鼓索神経、舌後方は舌咽神経が味覚を伝えます。