31PM045|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
60歳の男性。下顎臼歯部の欠損による咀嚼障害を主訴として来院した。診察の結果、残存歯と顎堤には問題がないため、部分床義歯を製作することになった。治療過程の写真(別冊午後 No.12)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:レストシート
この問題のポイント
写真は部分床義歯製作前の印象で、矢印部には支台歯咬合面へ形成された丸みのある三角形の凹面が再現されています。レストを受ける窩です。
解説
レストシートは支台歯の咬合面や基底結節部へ形成し、部分床義歯のレストを収めるための窩です。画像の矢印部は臼歯咬合面辺縁隆線付近に、底が丸く歯の中心側へ広がるスプーン状の凹面として印象へ写っています。レストが確実に着座すると、義歯に加わる咬合力を歯軸方向へ伝え、義歯床の粘膜方向への沈下を防ぎ、支台装置の位置を安定させます。
選択肢の確認
- a クラスプ:支台歯のアンダーカットを利用して義歯の脱離に抵抗する金属腕で、歯面に形成された凹面の名称ではありません。
- b レストシート:レストが収まるよう支台歯咬合面へ形成された窩が矢印所見に一致します。
- c ガイドプレーン:着脱方向を規制するため支台歯隣接面へ形成する平坦な面で、咬合面の窩とは形態・位置が異なります。
- d フレームワーク:連結子、レスト、クラスプなどからなる義歯の金属骨格全体で、印象内の歯面形成部ではありません。
覚えるポイント
レストシート=咬合面の窩で支持、ガイドプレーン=隣接面の平面で着脱方向を規制、クラスプ=把持・維持です。