32AM054|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
矯正歯科の診断過程を以下に示す。 医療面接 ↓ 診察 ↓ ① ↓ 分析・評価 ↓ 治療計画の立案 ①の過程で行われるのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: a・d
正答
a:印象採得、d:頭部エックス線規格写真撮影
この問題のポイント
①は診察後、分析・評価前の資料採得段階である。歯列模型を作る印象採得と、顎顔面形態を計測する頭部エックス線規格写真撮影がここに入る。
解説
矯正診断では、医療面接で主訴や既往を聴き、口腔内・顔貌を診察した後、診断資料を系統的に採得する。資料には研究用模型のための印象、口腔内・顔面写真、パノラマエックス線写真、セファログラムなどがある。続く分析・評価で、模型分析やセファロ分析を行い、成長発育も考慮して問題リストと治療目標を作る。したがって、資料を「集める」①と、得た資料を「読み解く」分析・評価を区別することが重要である。
選択肢の確認
- a 印象採得:上下顎の研究用模型を作製し、歯列弓幅径、叢生量、咬合関係などを後で分析するための資料採得である。
- b 成長予測:年齢、骨成熟度、セファロの経年的変化などの資料を解釈して治療時期を判断する分析・評価側の作業である。
- c 主訴の聴取:患者が最も改善を望む問題を確認する医療面接の中心で、図では①より前に実施されている。
- d 頭部エックス線規格写真撮影:一定条件で顎顔面頭蓋を撮影し、後続のセファロ分析に用いる基礎資料を得る検査である。
覚えるポイント
矯正診断の流れは、面接・診察→資料採得→分析・評価→治療計画。印象とセファロ撮影は資料採得、成長予測は得られた情報の分析である。