33AM079|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
56歳の男性。右側臼歯部の動揺と違和感を主訴として来院した。医療面接と検査の結果、慢性歯周炎と診断された。医療面接の内容で主訴と関連する生活習慣はどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: c・d
正答
c:歯磨きは1日1回、朝に行っています。、d:タバコは20歳から毎日1箱吸っています。
この問題のポイント
慢性歯周炎の医療面接では、歯肉縁のバイオフィルムを毎日十分に除去できているか、喫煙という強い修正可能なリスク因子があるかを確認します。本例では清掃頻度と長期喫煙歴が重要です。
解説
一日一回朝だけの歯磨きでは、就寝前を含めて歯肉縁・歯間部のプラークが長時間残りやすく、炎症の持続につながります。回数だけで清掃状態は決まりませんが、歯周ポケットの部位に合うブラッシングと歯間清掃を生活の中へ組み込む必要があります。喫煙は好中球機能、微小循環、線維芽細胞や創傷治癒に影響し、歯周炎の発症・進行と治療反応不良に関係します。20歳から一日20本なら長い累積曝露があり、禁煙支援の対象です。
選択肢の確認
- a ガムは毎食後噛んでいます。:無糖ガムなら唾液分泌を促しますが、歯肉縁下プラーク除去の代替にはならず、本例の主要リスク習慣とはいえません。
- b コーヒーは1日3~4杯飲んでいます。:着色や砂糖添加の有無は確認しますが、無条件に慢性歯周炎の主要リスク因子となる習慣ではありません。
- c 歯磨きは1日1回、朝に行っています。:歯肉縁と歯間部の清掃機会が少なく、夜間を含むバイオフィルム停滞に関係するため改善対象です。
- d タバコは20歳から毎日1箱吸っています。:長期喫煙は歯周組織の宿主防御と治癒を損ない、歯周炎進行に強く関係する修正可能な因子です。
覚えるポイント
歯周病の面接では「いつ・どこを・何で磨くか」と喫煙量・年数を具体化します。喫煙者では炎症徴候が目立ちにくくても組織破壊が進むことがあります。