32AM061第32回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

障害児の誕生に対する親の反応の時間的変化を図に示す。 ①はどれか。 1つ選べ。

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正解: a

正答

a:順応

この問題のポイント

図の①は出生直後にはほとんど現れず、他の感情が弱まった長期経過の後に段階的に強くなる反応である。障害をもつ子どもとの生活を現実として組み立てていく順応を示す。

解説

障害児の誕生を知った親の心理は一直線に進むとは限らないが、典型的には強いショック、事実を受け入れられない否認、悲嘆や怒りを経て、徐々に子どもの状態を理解し生活を再構成する順応へ向かう。図でもショックは出生直後に鋭く高まり短期間で低下し、否認や悲嘆・怒りは少し遅れて山を作る。一方、①の曲線は十分な時間を経てから増大しており、心理的な受容と対処能力が形成される過程に合う。支援者は段階を決め付けず、揺り戻しを含む個々の反応を尊重する。

選択肢の確認

  • a 順応:時間をかけて障害を現実の一部として理解し、養育や生活上の対応を獲得するため、図の終盤で上昇する①に当たる。
  • b 否認:診断を信じたくない、誤りであってほしいという防御反応で、ショックの後の比較的早い時期に強く現れる。
  • c ショック:予期しない事実に接した直後の茫然、自失、混乱であり、図では出生時に最大となる最初の鋭い曲線である。
  • d 悲嘆と怒り:喪失感、自責、医療者や家族への怒りなどとして初期から中期に大きく揺れ、長期経過後に立ち上がる①とは異なる。

覚えるポイント

障害受容はショック→否認→悲嘆・怒り→順応という代表的経過を知りつつ、実際には反応が重なり再燃することもある。終盤で増す曲線が順応である。

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