第32回
32AM082|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
2つ選択
白血病で生じやすいのはどれか、2つ選べ。
解答・解説を見る
正解c・d
正答
c:出血傾向、d:免疫機能の低下
この問題のポイント
白血病では正常な造血が腫瘍性白血球に圧迫され、血小板減少による出血と、機能する白血球の不足による易感染性が生じやすい。
解説
白血病細胞が骨髄で増殖すると、正常な赤血球・血小板・成熟白血球の産生が障害される。血小板減少は歯肉出血、点状出血、紫斑、止血困難として口腔にも現れる。白血球数が多く表示されても正常な免疫機能を持つ細胞が不足する場合があり、さらに化学療法後の好中球減少が感染危険を高める。口腔ケアでは血算を確認し、粘膜を損傷しない清掃法、発熱・潰瘍・出血の早期報告が重要である。
選択肢の確認
- a う蝕:清掃不良や食事変化で二次的にリスクは増え得るが、骨髄の造血障害から直接生じる白血病の代表所見ではない。
- b 口腔乾燥:薬物や頭頸部放射線、脱水で起こり得るものの、未治療白血病に固有の血球減少症状ではない。
- c 出血傾向:血小板産生が低下すると歯肉出血、粘膜下出血、処置後止血困難を来すため、観血処置前の血小板数確認が必要になる。
- d 免疫機能の低下:正常白血球の減少や機能不全、化学療法の骨髄抑制によって細菌・真菌・ウイルス感染を起こしやすくなる。
覚えるポイント
白血病の口腔管理は血小板減少=出血、好中球減少・機能不全=感染をまず確認する。白血球数の総数だけで免疫能を判断しない。
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